第5シーズンを振り返る

ノー・カット(NC)輸入版DVDで見る--第5シーズンを振り返る

●レギュラーメンバーについて
これまで単発で3回ほど出演のウィリアム・ブライアントがマッコールとして加わった。しかし終ってみると全25話中、出演は6回だけだった。全体として出演者数を減らす傾向が強まった感じもしたが、ヘンリーやサンダース一人だけというエピソードは第4シーズン(ヘンリー4回、サンダース3回)の方が多かった。
 ・ヘンリーのみ:146「墓の中」 ・サンダースのみ:145「恥知らず」、ほぼ一人:135「7日間の休暇」
替わりにカービーやリトルジョン主演作が登場。
 ・カービーのみ:148「怪しい兵隊」 ・ほぼリトルジョンのみ:143「みなしご達」
全員の出演回数を見てみるとカービーがまたしても18回と多く、他は13〜16回。毎回誰かが休みを取っているようだが全員(マッコール除く)出演も(130)(149)(151)の3話あった。

●ストーリーのねた切れ感
ノルマンディー上陸以降の西部戦線の経緯は、フランスからベルギー、そしてドイツ本土と局面が変化していったが、コンバットではずっとフランス国内という設定のままだった。実際は三ヶ月程度の期間(「第2シーズンを振り返る」参照)で152話作ったのだからかなり無理もあり、同じねたの作り替えも(第4シーズン同様)感じられた。そこで第5シーズンではカービーやリトルジョン主役作品や、サンダースのラブシーン(135「7日間の休暇」)などの冒険に及んだのだと思う。しかしそれでも限界があったのか、他のシーズンに比べ作品数自体が少なくなっている。
第1〜4シーズン:各31〜32話、第5シーズン:25話。

●情景の平凡さ
第5シーズンはねた切れ感に加え情景描写の変化に乏しい感じがぬぐえません。
森林地帯、草原、湖畔、丘やちょっとした小山をひたすら移動。そして農家や一軒屋にたどり着き小休止や戦闘の発生。このパターンがあまりにも多い気がしたので調べてみると…。
全25話中このパターンが10話。家の代わりにトーチカ(弾薬庫、廃船)などのケース4話。さらに特に建物のないもの4話。計18話です。しかもこの18話というのは昼間の行動が中心でいつもいい天気。だからなんとなく同じシーンをしょっちゅう見せられてる感じになったんですね。第1シーズンから使っていた村のセットは(140)(147)の2話、ラストシーンのみ使用で(139)の1話。夜間シーン中心は(132)のみ。そのほか戦車やハーフトラックの登場も少なく、歩兵中心の似たような戦闘が繰り返しでした。

●格段に増えたドイツ兵戦死者数
これまでの4シーズンすべてを通してドイツ兵の戦死20名以上はわずか6話。そのうち「停車場の三日間」は30名超えですが、前後編ものなので1話にしたら20以下です。それに対し第5シーズンは20〜29名が6話、30名超えが3話で合計9話。第5シーズンのカラー化に次ぐ大きな変化は、ドイツ兵戦死者の増加=アクションシーンの拡大といえます。

というわけで私の星取り表集計を振り返ってみると
★9 (140)もう帰ってこない
★8 (128)長い苦しい道、(129)ならず者部隊、(130)生きている限り、(145)恥知らず
★7 (137)野良犬、(139)18対4
悪口書いたわりには高点数ですが、戦闘シーン拡大による迫力度で稼いだ作品がけっこうあります。

●主なゲストスター〜再出演が目立つ
(128) ウォーレン・スティーブンス
(134) サル・ミネオ (76)軍曹が死んだ、(121)謎の兵隊
(136・151) ロバート・デュバル (80)静かなる戦い
(137・142) クロード・エイキンス (122)第9捕虜収容所
(140) テリー・サバラス (69)ジープ特攻隊
(144) ジェームス・フランシスカス
(148) ニック・アダムス    (39)戦争嫌い
(149) ジェームス・マッカーサー
(150) デニス・ホッパー

●カラー映像とドイツ軍ユニフォーム
カラーになってからの問題点は何といってもドイツ軍の服装で、いろんな雑誌でも指摘されていたとおり、米軍や英軍と同じオリーブ・ドラブやカーキ色などです。全部そうかと思うとグレーの軍服も混じってたりしていかにもその場で適当に仕立てたのが見え見えでした。ところでその後増えだした戦争映画を見ると、かなりB級映画でもドイツ兵はちゃんとグレーの服を着ていることが多いのですが、テレビドラマでは予算的にまだまだ無理だったのか。

●その他の瑣末なこと

・ヘンリー少尉の上着変更。

・戦車の登場は(128)長い苦しい道 のみ。

・ハーフトラックは数回登場。回転銃座付タイプは減っている。車体左右及び後部の上辺が少しえぐれているタイプが登場したが、これまで見たことなかったので少し驚いた。最近マックイーン主演の「突撃隊」を見直したら、冒頭で横切るハーフトラックがこれだった。

・6ポンド砲(米軍呼称M1)が2回登場。(128)長い苦しい道、(134)銃口の前で

・ドイツ軍戦闘機役で米軍のP-51登場。ちゃんとドイツ軍風に塗装してあった。(143)みなしご達

・K中隊長は同じジャンペル大尉だが出演は1回(130)のみ、俳優はジョン・ハドソンに替わった。

・英軍は3回登場。(145)恥知らず、(135)7日間の休暇、(148)怪しい兵隊。

・カラーになったため実写フィルムの使用が減ったような気がするが、使用する時はうまく着色している。
シーゲル曹長 | NoCut第5シーズン | 17:44 | comments(0) | - | - | - |

(152)「疫病神/Jonah」(不吉な男)

ノー・カット(NC)輸入版DVDで見る  第5シーズン24話(日本第4シーズン70話)
・お薦め度★★ ・迫力度★★ ・感動度★

●あらすじ
補充兵としてやってきたドーランは、自分は疫病神でまわりにいるものは皆死んでゆくと信じていた。一緒に来るはずの補充兵2人も、合流する前にドイツ兵に倒されていた。新たな任務の途中でも不吉な出来事が続き、さらに犠牲者が出ると兵士達は不吉な空気に包まれるが、ヘンリーは必死に部隊をまとめ、旧友のリチャードも彼を励まし続けた。最後の激しい戦闘でドーランは負傷したが、他に犠牲者を出さずに任務を達成。不吉な呪縛を振り払う。

●出演レギュラー:サンダース、ヘンリー、カービー、ケーリー、カーター
  ゲストスター:トム・シムコックス(ドーラン兵卒)
   その他の出演者:ジェームス・トンプソン(グリーリー伍長)…(103)「砲撃目標」でドイツ将校。
        ピーター・ハスケル…(99)「沈黙の戦場」でドイツ兵。

●感想&コメント

・冒頭ケーリーに倒されるドイツ兵にアンジェロ・デ・メオ。

・カービーはなぜか最後の回になってヘルメットにゴムバンドを巻いている。

・リチャードはドーランを励まし続ける大事な役。最初の戦闘で後から撃たれそうになるが、カービーとの会話で原語では「助かった、敵の銃が不発だった」と言う。これを受けて小休止の シーンでしみじみと家族の写真を眺め「もう会えないかと思った」と続く。ここで自分は絶対死なないと心に誓ったのかもしれない。

・先頭で登場し撃たれて倒れるアール・パーカー。最初にのけぞった時ヘルメットが落ちないので首を振って落としている。最後の戦闘でもヘンリーに撃たれて正面ドアから転げ落ちる。一度激しく後ろにのけぞってヘルメットを飛ばしてから前に倒れる、というのが得意な演技。

・これがいよいよ最後の最後なのに、サンダースが1シーンしか出ないのは寂しい。リトルジョンも出てないし。

・メッサーシュミットの飛来シーンは「みなしご達」の流用だろう。そこでは見れなかった旋回映像もある。

・最後の小屋の戦闘で後姿しか見せないヘンリーのシーンがいくつかある。替え玉のようだ。

・ストーリーそのものは(31)「生きて帰れない」の焼き直しのような気がしないでもない。ケーリーが坂を転げ落ちるシーン、見覚えがあると思ったら(34)「また一人減った」と(63)「歴戦の小隊長」でカービーが2回やらかしている。

●TVあるいはオリジナルDVDのカットシーン

・夜が明けて小休止のシーン。リチャードがドーランを気にして立ち上がったあと2分半カット。
ドーランのもとへ行き会話。昨夜の件は単なる事故だと話すがドーランは聞く耳持たず。あきらめたリチャードが立ち上がって歩き出すと戦闘機の音に気づき振り返る。そのあとヘンリーも気がつき見上げるシーンに。

・戦闘機が去ったあと、ヘンリーが「先を見てくる、着いて来い」と言ってケーリーが立ち上がったあと1分少々カット。
残った者たちの会話。シモンズは怖気づき「ドーランの言うとおりだ」と言い出すが、カーターは「これは偶然の出来事で戦場は偶然の連続だ」と否定する。ケーリーが戻ってきて「行くぞ」と言うとみんな立ち上がる。みんなが歩き出すシーンに続く。

●ドイツ兵戦死者:19ないし20名、アメリカ兵戦死者:2名(別に補充兵2名)
●出場メカ:ドイツ軍戦闘機。(「みなしご達」のフィルム流用と思われる)
●実写フィルム:なし
シーゲル曹長 | NoCut第5シーズン | 16:16 | comments(0) | - | - | - |

(151)「The Partisan(パルチザン)/さらば戦場」

ノー・カット(NC)輸入版DVDで見る 第5シーズン25話(日本第4シーズン72話)
・お薦め度★ ・迫力度★★ ・感動度★

●あらすじ
偵察に出たサンダースはドイツ軍の攻撃を受け負傷。ケーリーも捕虜にとられてしまう。サンダースはフランス人の家でミシェルとバベットという男女から手当てを受け、単身ドイツ軍の基地へ向かいケーリーの救出に成功する。しかしケーリーの傷が重いため再びフランス人のもとへ。だがミシェルと呼ばれていた男は実はアメリカのパイロット、マイケルであることが判明。ミシェルはバベットに助けてもらってから離れがたくなり、脱走兵になることを承知で潜伏していたのだ。ドイツ軍の追っ手が近づいた時、ミシェルはサンダースたちを助けるために行動する決心をする。

●出演レギュラー:サンダース、ヘンリー、ケーリー、リトルジョン、カービー、カーター
  特別ゲストスター:クローディーヌ・ロンジェ(フランス女性バベット)…(65)「重い袋」
 ゲストスター:ロバート・デュバル(ミシェル/マイケル)…「静かなる戦い」「助けを呼ぶ声」でドイツ兵。  
 その他の出演者:ポール・ブッシュ(ドイツ軍大尉)、ハンク・ブラント(ドイツ兵曹長)

●感想&コメント

・邦題の「さらば戦場」というのは単に日本での放送回が最後であるためにつけたものだろう。最初の戦闘のあと「この任務のあとしばらく後方に引き上げることになっている。この日は前線における最後の任務である」と無理やりナレーションをつけている。

・冒頭の市街のシーンは(129)「ならず者部隊」の流用フィルム。歩哨のドイツ兵(アンジェロ・デ・メオ)を殴り倒すのはスタントでおなじみアールパーカーらしくまったく振り返らない。

・手榴弾が爆破してサンダースが転げ落ちるスタントはアール・パーカー。

・捕虜になったケーリーを尋問するドイツ将校にポール・ブッシュ。その後バベットの家を捜索に来るが、バベットを心配して優しい声をかける珍しいシーン。

・ミシェルはサンダースの前でコルト・ガバメントを見せている場面がある。これは不注意。

・ケーリーを助けに行ったサンダースがドラム缶を大爆発させるシーン、「恐怖の流砂」で使った所と同じセットのようだ。サンダースが火をつけるシーンはあるが、その後は「恐怖の流砂」のフィルム流用である。飛び出してきたドイツ兵が撃ち倒される場面、大きく爆発する映像。さらにサンダースが一旦下がって伏せ撃ちしたあと起き上がる後姿はヘンリーだ。モノクロフィルムに着色してうまいことカラー映像に見せている。

・キューベルワーゲンを奪うためタイヤ交換が終るのを待つが、その後の銃撃戦で車は穴だらけになってると思う。

・これは印象の薄い一話で、一回目に自分で書いたあらすじを読み返しても場面が浮かんでこなかった。流用フィルムを多用、過去のストーリー(7・交戦中行方不明)を焼きなおした典型的パターンではないか。それでもうまくテーマを設定できればいいが、今回はそもそもミシェルが「脱走兵」になることに必然性があったのか。確かに恋をすると理性を失うものだが。

●TVあるいはオリジナルDVDのカットシーン

・冒頭の市街地で歩哨を倒したサンダースたちが街に乗り込んでゆく後姿のあと25秒カット。
建物の壁沿いにヘンリーたちが進み、カービー、リトルジョンが続く。しゃがみこむヘンリーとそこへ追いつくカービーの映像に続く。

・建物の中にひとまずたどり着き、ヘンリーがサンダースに「トラックを早く連れて来い」「はい」のやり取りのあと20秒カット。
一人脱出したドイツ兵は味方の分隊にたどり着き、街にアメリカ兵が来たと報告。指揮官が無線で砲撃を要請する。砲弾が装てんされる実写映像に続く。

・転げ落ちたサンダースを探すドイツ兵(ウォルト・デイビス)がしばらく見渡しあとずさりしたあと15秒程カット。
「誰もいません」と告げると、指揮官は出発を命じ一行はケーリーを引き連れて歩き出す。転がったサンダースのヘルメットの映像へ。

・ケーリーを助けに行ったサンダース。ドイツ軍の救急車が走り去ったあと1分20秒カット。
救護所のテントを茂みの中から見つけ様子をうかがうサンダース。後方を振り返り何かを思いつく。歩哨一人が遠ざかったのを見てドラム缶集積所に戻るサンダース。
ドラム缶の間を中腰で慎重に進むサンダースの映像に続く。

・農家に戻ったサンダースとケーリー。ケーリーが寝かされバベットが「ひどい出血です。ミシェル、お医者様を呼んできて」と言ったあと15秒カット。
二人のフランス語の会話、「敵がうようよいるぞ」「緊急なのよ、急いで」「…わかった、どこだ?」「道の先の農家よ」そのやりとりを聞くサンダースとケーリーの顔も交互に映る。
ミシェルが荷物を取り、サンダースの「医者を呼んでくれるか?」に続く。

・たばこを渡されたケーリーが「あの男はレジスタンスですって?」と言ったあと10秒カット。「何か変です。あの男のフランス語はなまりがあります」と言う。振り返るサンダースと痛みでうめくケーリーの映像へ。

●ドイツ兵戦死者:8名、アメリカ兵戦死者:2名、(市街地の砲撃シーン除く)
●出場メカ:キューベルワーゲン(レプリカ)、米軍の救急車もドイツ軍で。
●実写フィルム:独軍砲撃シーンだが、米軍の映像も混じってる。
シーゲル曹長 | NoCut第5シーズン | 16:16 | comments(0) | - | - | - |

(150)「戦場のジャズメン/A Little Jazz」(ジャズをちょっと)

ノー・カット(NC)輸入版DVDで見る 第5シーズン22話(日本第4シーズン68話)
・お薦め度★★ ・迫力度★★ ・感動度★★

●あらすじ
前線を慰問する楽団員をドイツ軍から守ったサンダースたち。目的の農家を確保し迎えのトラックを要請するが、それより早く強力なドイツ軍の攻撃を受ける。団員のリーダー、バーニーの勝手な行動にじゃまされながらも何とか援軍到着まで持ちこたえるが、楽団員2名が戦死し大きな悲しみに包まれる。

●出演レギュラー:サンダース、カービー、ケーリー、リトルジョン、カーター
  ゲストスター:ダン・デイリー(リーダー・バーニー)
 特別ゲスト:ノア・ビーリー(ハンク)、デニス・ホッパー(ザック)…若い!2009年10月死去。
    その他の出演者:ロバート・イーストン(ウッディ)、ジョー・マロッス(ウィル)
         ハンク・ブラント(ドイツ軍指揮官少尉)

●感想&コメント

・顔を真っ黒にしてタイヤ交換するGIにアンジェロ・デ・メオ。

・最初の戦闘でドイツ兵にウォルト・デイビス。

・農家の戦闘で最初に撃たれるドイツ兵、アール・パーカー。

・援軍のドイツ軍5人のリーダーにポール・ブッシュ。

・サンダースに残りの弾薬を聞かれ、原語ではリトルジョンは「3クリップ(8×3)」ケーリーは「2クリップ(8×2)」と答えている。カービーの「20くらい」が謎。20発ならわずか1マガジン。

・ケーリーはまたもサンダースのマシンガンを撃ちまくる。

・何となく既視感(デジャブ)があると思ったら「怪しい兵隊」「再会」と三話続けて農家に追いつめられピンチになるが、援軍が来てドイツ軍を蹴散らすという結末。ロケ場所も同じっぽい。

・慰問の楽団がドイツ軍の戦闘に巻き込まれるような危険な地域まで行くことはなかったと思われるが、団員一人一人の設定にリアリティがあり、人間ドラマとしては見応えある。子供の頃ならバーニーのようにサンダースのじゃまをする人物にはいらいらするだけだったが、今改めて見てみるとリーダーとしての責任から来る言動、戦争のために何もかも壊されてしまったという辛さが伝わってきて辛い。

●TVあるいはオリジナルDVDのカットシーン

・ハンクが負傷していたことがわかり小休止。バーニーがハンクに「ペットはお前だけなんだからな」と言って立ち上がったあと2分20秒カット。
バーニーは団員たちと会話する。ウディは「今度から自分で楽器を守るぜ」と言ってさっきの戦闘で戦死したMPのピストルを懐から出す。バーニーは「武器なんか持っちゃいかん」としかる。それを見つけたサンダースはピストルを取り上げる。
楽団員たちの会話を見ているリトルジョンが「おもしろい奴らだな」と言うと、ケーリーは「ニューオリンズを思い出すよ。あいつらは独特の世界を持っているのさ」と理解を示す。手当てをすませたカーターとハンクの会話。ハンクは長い経歴と良かった頃の話をする。「なぜ戦場に?」とカーターが質問すると「息子は兵士だった。オマハで死んだんだ。息子のためにできることは演奏を続けることだ」と打ち明ける。カービーが戻り「十字路はすぐ先です」のセリフに続く。(ここは重要なのにカットは残念)

・小休止を終えて出発し(CM明けから)1分程カット。
丘を降りてくる一行。農家を見つけサンダースが双眼鏡をのぞく。「何も動きがない、誰もいないようだ。カービーと見てくる」とリトルジョンに言い、全員に「そこで休んでいろ」と言って降りて行く。後方のケーリーがしゃがむシーンに続く。
この時ウィルとバーニーが「何をするんだろう?」「…知るもんか」と会話を交わすが吹き替え省略。二人の口が動くだけ。なおこのあとサンダースが家に向かって走る上から見下ろす映像があるが、BGMがなぜか吹き替えと英語音声とで違っている。

・白旗で撃ち合い中断。サンダースがカーターにリトルジョンの様子を聞き、もう一度白旗が映ったあと17秒カット。
ドイツ指揮官は部下2名に「出てくるように言ってこい」と命令する。二人のドイツ兵が立ち上がり左へ走り出すシーンへ続く。

・サンダースがバニーをしかったあとドイツ機関銃兵の二人が映ったあと10秒カット。
指揮官が援軍を命令するポール・ブッシュとの無線でのやり取り。受話器を置いて立ち上がるポール・ブッシュの映像に続く。

●ドイツ兵戦死者:15名、アメリカ兵戦死者:2名、楽団員死亡:2名
●出場メカ:米軍トラックのみ ●実写フィルム:なし
シーゲル曹長 | NoCut第5シーズン | 17:42 | comments(0) | - | - | - |

(149)「再会/Encounter」(偶然の出会い)

ノー・カット(NC)輸入版DVDで見る 第5シーズン19話(日本第4シーズン65話)
・お薦め度★★ ・迫力度★★ ・感動度★★

●あらすじ
架橋作戦のために第2小隊へ来ていた工兵隊のコール大尉は、従軍記者をしている息子と久しぶりの再会を果たす。しかし父と息子の間には長年の確執があり、ヘンリーは調整に苦心する。コール大尉は兵士でない息子が前線に出ることを許さなかったが、ヘンリー指揮でパトロールに出る時コール記者の同行を阻むことはできなかった。優勢なドイツ軍に包囲攻撃を受けた時、親子は心を開きわかり合う。包囲から脱出したカーターの報告でサンダース達が駆けつけドイツ軍の一掃に成功する。

●出演レギュラー:サンダース、ヘンリー、カービー、ケーリー、リトルジョン、カーター
  特別ゲストスター:ジェームズ・マッカーサー(コール記者)
           映画「駆逐艦ベッドフォード作戦(1965)「バルジ大作戦(1965)」
 ゲストスター:ジェームズ・デイリー(コール大尉)
 その他の出演者:リチャード・エバー(新兵のキーン)

●感想&コメント

・最初の戦闘でドイツ兵伍長にウォルト・デイビス。

・ドイツ軍のMG42はニ脚が開いてる映像と、閉じてる映像とが混在してしまっている。

・サンダースはどう見ても左足を撃たれた様に見えるが、左腕かすり傷程度の負傷になってる。

・ヘンリーはコール記者に会った時「アンツィオの報告は良かった」と言う。これは1944年1月にイタリアで実施されたアンツィオ上陸作戦の事だろう。半年以上前ではあるが。

・吹替えではコール大尉の説明不足だが、原語では記者との会話でヘンリーが「師団で橋を架けるので工兵の手伝いを」、またカービーは「工兵隊のコール大尉は知ってる?」と言っている。

・夜になって焚き火を囲んで分隊員がしゃべるシーン(カット)で、こちらに背を向けて座ってる兵士がいるが、最後の戦闘に参加して戦死する。

・ドイツ軍のハーフトラックとサイドカーをやり過ごす所に、標識が立っている。よく見ると“←ST.Lo 50Km、CAEN.20Km→”となっている。試しにこうなる地点を調べたら、イギリス軍が上陸した海岸あたりになっちゃう。

・二度目と最後のパトロールではヘンリーが参加してサンダースをはずしているが、やはり不自然ではある。最後に応援に行く部隊は第2分隊らしいが、サンダースが指揮してるし、出発の時はケーリーが集合の命令を出している。第2分隊長の立場なし。

・最後の戦闘でドイツ軍指揮官にポール・ブッシュ。

・手榴弾を投げようとして撃たれるドイツ兵は銃を置いてきたのに、起き上がって銃を拾い上げキーン二等兵を撃つ。

・最後は時間一杯だったのかサンダース達が登場してあっという間に片がつく。しかし迫力はなかなかのもので子供の頃は大興奮だったと思う。特に森からサンダースとケーリーが飛び出してくるシーンには大はしゃぎしたはずだ、飛び跳ねて!

●カットシーン

・ヘンリーのいるテントへサンダースが報告に来て「協力しましょう」と言ったあと2分15秒程カット。
サンダースと入れ替わりコール大尉が入ってきて「一杯飲もう」と誘って座る。サンダースが分隊員たちのところへ戻るとカービーが、みんなの働きぶりを記者に書いて欲しいのでぜひ連れて行こうとまくし立てる。サンダースは傷を見てくれとカーターと共に退場。残った兵士達は(親子の再会を目撃したので)焚き火を囲んで父親の思い出を語りだす。「おやじにけんかを仕掛けたが逆にぶちのめされたよ」とリトルジョン。若いキーンは「口ではずいぶんひどくやり込められたけど…もう死んでしまった。大尉はいい人ですね」と。「でもおやじが軍人なんて嫌だな」とカービー。「いつも観察されてるみたいだし」とリトルジョン。「息子はたまらんよ」とカービーが言った時、後をコール記者が横切りちょっと気にする風。そのあとヘンリーとコール大尉の会話、コール大尉の「どうも妙な具合だったよ」のセリフに続く。

・翌日のコール大尉指揮のパトロール。サンダースとコール記者の会話のあとの高台を行くヘンリーたち。ケーリーが先導で前方を見たあと1分30秒カット。
ヘンリーはケーリーとキーンに先を偵察するように指示し、残りは小休止する。リトルジョンが「カービーが昨夜ホラ話を記者に言ってたぞ」とカーターにばらす。「ホラでもわかりゃしないさ、俺は国に帰ったらヒーローだ」とカービー。コール大尉は息子を置いてきた理由をヘンリーに聞かれもしないのに「民間人は前線には関係ない」などと言い訳する。ケーリーとキーンがそろって戻ってくるシーンへ続く。

●ドイツ兵戦死者:23名、アメリカ兵戦死者:2名
●出場メカ:M4ハーフトラック(オープン・トップのノーマルタイプ)、サイドカー、ドイツ軍で。
ウィルスMBジープ、アメリカ軍。
●実写フィルム:なし
シーゲル曹長 | NoCut第5シーズン | 17:38 | comments(0) | - | - | - |

(148)「怪しい兵隊/The Masquers」(仮面をかぶった者達)

ノー・カット(NC)輸入版DVDで見る 第5シーズン21話(日本第4シーズン67話)
・お薦め度★ ・迫力度★★ ・感動度★

●あらすじ
戦闘の混乱の中で分隊をはぐれてしまったカービー。同じく一人で行動していたカール、イギリス兵のベイハン、そして囚人として護送されていたマーティーに出会うが、ドイツ兵のスパイが紛れ込んでいるため誰も信用できない。初めはベイハンが主導権を握るが、カールはベイハンを射殺しドイツ兵であることを現わす。だがフランス人レジスタンスの登場でまた振出へ。レジスタンスが一同を連行するがドイツ軍との戦闘でカールとレジスタンスは倒れ、マーティーとカービーは脱出。どうせ助かっても敵前逃亡罪で銃殺だというマーティーをカービーは説得するが、ドイツ兵と遭遇しピンチに陥った時、マーティーは危険な賭けに出てカービーを助ける代わりに自らの命を落とす。

●出演レギュラー:カービー
  ゲストスター:ニック・アダムス(マーティー)…「戦争嫌い」に続き二度目の登場。
その他の出演者:ギャビン・マクロード(英兵ベイハン軍曹)
ロジャー・ペリー(米兵に扮したカール・ドリスコル)
モーリス・マルサック(仏レジスタンス)…フランス人役で多数出演。

●感想&コメント

・マーティーを護送するMPのジープ運転手にアンジェロ・デ・メオ。途中ドイツ兵5人パトロールで最初に撃たれる役。さらに最後の小屋のシーンでは指揮官の右隣に。

・その米軍ジープを銃撃する偽アメリカ兵にウォルト・デイビス。

・ストーリーが込み入ってるせいかスタート後にサンダースのナレーション。さらにもう一回ヘンリーのナレーション。

・イギリス兵の着こなしがひどくて残念。上着は小さすぎて腹が出てるし、腰のベルトが胸までずり上がっている。背中でクロスした二本のサスペンダーの先に水筒がぶら下がっているが、これも間違い。向かって右側に水筒の左のベルトがつながり、水筒の右のベルトは横から前に回り、前のサスペンダーにつなげるようになっている。これで体との密着感が強まり、走ってもぶらぶらしないようにしている。ちなみに「恥知らず」を見てみると、最後の戦闘シーンでサンダースに駆け寄るイギリス兵の水筒は正しく装着されている。なお水筒の反対側にはEポーチ(組み立て式つるはしセット)が基本装備として着くのだが、コンバットのイギリス兵はいつも着けていない。

・イギリス兵ベイハンが投げる手榴弾は見慣れないもの。ピンを抜いてからボタンを親指で押しているようだが、ドイツ軍の卵型手榴弾にこのタイプがあるのでそれかも。

・フランス人レジスタンスが突然現れいきなりアメリカ兵たちに銃を突きつけるが、ドイツ兵のスパイが紛れ込んでいることを知っていたのだろうか。

・レジスタンスに対しカールはイギリス兵を示して「トミーが…」と説明するが、エンドクレジットではそのまま「トミー・ベイハン伍長」となっている。(伍長は軍曹の間違い)

・カービーとマーティーが農家を出たところを発見するドイツ兵の指揮官にポール・ブッシュ。

・その後登場するアメリカ軍はアール・パーカーが指揮しているが階級は上等兵。エンドクレジットでは分隊長となっている。

・最後に救出されたカービーは、名前と部隊を聞かれなぜか原語では「B中隊」と言っている。吹替えは正しく「K中隊」。なお最初に出た字幕版ビデオの字幕はそのまま「B中隊」。

・二度目の出演となるのニック・アダムスは「戦争嫌い」同様またしても撃たれて倒れ、助けに来た味方にセリフを吐いてから絶命する。

・ドイツ兵がアメリカ兵(今回はイギリス兵も)になりすますという話はコンバットで何回も出てきた。実際は英語に堪能でアメリカ文化にも精通している兵士を集めるのは容易ではないし、スパイは戦争法で銃殺が認められている危険な任務なので、よっぽど重要な目的がないとこのような作戦は実施されない。

●TVあるいはオリジナルDVDのカットシーン

・カービーとマーティーがけんかした後、ベイハンが「さぁ歩け」と言って出発。夜景になった直後55秒カット。
一行は小屋を見つける。カービーは先を急ごうと言うがベイハンは「お前達の見張りで疲れた。今夜はここで休んでゆく」と言い、用心して近づき慎重に中の様子を伺う。小屋の扉が開くシーンに続く。

・カービーとマーティーの二人だけになり、カービーが見つけた農家の映像の直後1分15秒カット。
カービーが「手錠を壊す道具があるかもしれない」と言って家に近づき中へ入り、手錠を壊す工具を探し回る。テーブルの下から鈍器を拾い万力を見つけ手錠の鎖部分をあてがう。鈍器で鎖を叩き切るシーンへ。

・最後の小屋の戦闘シーンで、ドイツ兵が壁の後ろに身を隠したあと10秒位カット。
指揮官の右隣にいるアンジェロ・デ・メオが「あの壁のあたりに誰かいます」と指差して教える。ポール・ブッシュは「出て来い!」と叫ぶ。マーティーが「見つかった」と言ってカービーを振り返るがそのまま。ポール・ブッシュがサブマシンガンを撃つシーンに。

●戦死者、ドイツ兵:8名、アメリカ兵:4名、イギリス兵1名、フランスレジスタンス人:1名
*ベイハンに倒される3人のイギリス兵は偽者かどうか判別できず、ノーカウント。
●出場メカ:米軍ジープのみ。●実写フィルム:なし
シーゲル曹長 | NoCut第5シーズン | 15:55 | comments(0) | - | - | - |

(147)「でっかい札束/The Bankroll」(資本金)

ノー・カット(NC)輸入版DVDで見る   第5シーズン13話(日本第4シーズン60話)
・お薦め度★★ ・迫力度★★★ ・感動度★

●あらすじ
賭け事に目がないカービーは仲間のジートマンから借金してまで賭けポーカーに熱中、ファーリーを相手に勝負に出る。フォーリーは手書きの小切手まで出したあげくカービーに大負けする。新婚のジートマンは帰国後の計画をカービーに語り、カービーも始めて手にする大金にガソリンスタンドの経営を夢見る。
そんなカービーにファーリーは減らず口を叩き、一瞬先は何が起こるかわからないと言って不快な気分にさせる。戦闘でジールマンが負傷した直後、カービーはファーリーが借金を踏み倒す常習犯であることを知り激怒。ファーリーが隠し持っていた現金を見つけ奪い取る。手書きの小切手は紙くずになったが、カービーはありったけの現金をすべてジートマンに渡す。

●出演レギュラー:ヘンリー、カービー、ケーリー、リトルジョン、カーター、マッコール
  ゲストスター:ジェームス・ステーシー(ファーリー)
  その他の出演者:バック・テイラー(真面目なジートマン)…(109)で新兵役
ルイス・イライアス(ルイス、酒場のシーンでカービーの右側に。町の戦闘で戦死)
スティーブン・マーロ(カーソン、バズーカ助手)

●感想&コメント

・テーマ曲あとに「各分隊から選抜したメンバーを率いて偵察…」とナレーションでが入るが、もちろんこれは勝手に日本でつけたもの。しかし最後の町の戦闘でヘンリーはバズーカの増援を命令するが、その無線コールがキング2(ヘンリー)からホワイトルーク(サンダース)になっている。とすると残りの小隊員をサンダースが代理で指揮しているということでつじつまは合う。

・バズーカを持って応援にやってくるマッコールは護身用のピストルを携帯。助手のカーソンはM1カービンとピストル。

・マッコールの話からファーリイは空手形を出しまくる常習犯であることが判明する。だがマッコールは同じ分隊なんだからポーカーの場所にいてもよさそうだが。

・金と除隊後の生活が話題の中心で(141)「ひねくれ者」とイメージがだぶる一話。ピアノの音が流れる酒場のシーンで始まり、最後は町で戦闘があり、ゲストが病院のベットで横たわるのも同じ。脚本書いたのは同じS・ヘンドリックスって人だ。

・3回に渡る戦闘で大量のドイツ兵が戦死するが、3回とも登場するアール・パーカーをはじめよく見ると同じ顔がたくさん。最後の町の戦闘で、教会窓で撃たれるアンジェロ・デ・メオは屋根から2回落っこちる。

●TVあるいはオリジナルDVDのカットシーン

・最初の戦闘シーン。カービーがジートマンに聞かれ「だいじょうぶだ、ちょっと足が。奴らの後ろへ出よう」と言ったあと1分カット。
双方とも定位置の撃ち合いでドイツ兵4名戦死。ヘンリーたちが左へ移動するのを見たドイツ兵二人が陣地を出て右へ走るが、カービーに撃たれ斜面を転げ落ちるアール・パーカー。もう一人も駆け出したあとその先の斜面で打たれ転げ落ちるがまたもアール・パーカー!「さぁ行こう」とジートマンを促し立ち上がるカービー。陣地内を左へ走るドイツ兵と道を横切るヘンリーたちの映像へ続く。

・戦闘終了でヘンリーたちが陣地を降り、そのあとカービーが左から出てきた直後1分45秒ほどカット。
少し歩いて5分小休止。ヘンリーは無線で中隊(キング6)を呼び出す。カービーがカーターを呼んで二人の会話。「(頭痛がするので)アスピリンをくれ。…24時間休養のあとのパトロールはきついよ」「昨日はずいぶん派手にやったようだな」「ああ、あんなことは二度とないさ」さらにタバコをせびり、一服してほっとするカービー。小屋の中に兵士が入ってきてポーカーのシーンへ。

・カービーがポーカーに参加し、ケーリーとリトルジョンがそれを見ているシーンで15秒カット。
ケーリーは「今何時だ?」と聞く。リトルジョンが黙って腕時計を見せるとそれを見てケーリーは立ち上がる(小屋の外へ)。

・続いてひげ面の兵士が「すってんてんだ」と言って立ち上がろうとしたあと20秒カット。
ゲームが続きファーリーが「カービー、お前のつきもここまでだぜ」と言うがやはりカービーが勝った様子。ファーリーが左手でお札を押し出しまたカービーが勝つシーンが続く。

・二度目の戦闘シーンでサブマシンガンを持ったドイツ兵とさらに横のもう一人が撃たれ、迂回したケーリーが丘の向こうから現れ手前を大きく右へ横切ったあと1分20秒カット。
MG42を撃っている指揮官が二人(アール・パーカーとアンジェロ・デ・メオ)に右から迂回しろと命令。二人は左手の斜面を駆け上がるがカービーにパーカーは撃たれる。さらに右端のドイツ兵が迂回命令を受け右手に走り出すが、ヘンリーに倒される。アンジェロ・デ・メオはその後大きく迂回するが、待ち伏せしていたケーリーにナイフで倒される。ケーリーが丘を駆け上がり撃ち合いシーンへ。直後にMG42助手が撃たれるシーン。

●ドイツ兵戦死者:36名、アメリカ兵戦死者:3名
●出場メカ:町に焼け焦げたジープくらい。●実写フィルム:なし。
シーゲル曹長 | NoCut第5シーズン | 19:49 | - | - | - | - |

(146)「墓の中/Entombed」(埋葬される)

ノー・カット(NC)輸入版DVDで見る 第5シーズン16話(日本第4シーズン63話)
・お薦め度★★ ・迫力度★ ・感動度★

●あらすじ
ドイツ軍の反攻計画を入手したレジスタンスのトゥーロンが捕らえられた。ヘンリーはレジスタンスと共に救出任務につく。成功したかに見えたがトゥーロンが負傷したため近くの廃坑に避難。ドイツ軍の追手との戦闘の末廃坑は崩れ落ち、アメリカ兵、ドイツ兵、レジスタンス、そしてドイツ兵と共に隠れていたフランス女性の7人は閉じ込められる。敵対と信頼の狭間で揺れ動きながら生存への道を探すが、絶望したドイツ将校の行動が無益な殺し合いを引き起こしてしまう。

●出演レギュラー:ヘンリー
 ゲストスター:スキップ・ホーマイヤー(カール・バウワー少尉・原語はマウアー)…(24)でアメリカ兵
 特別ゲスト:マイケル・コンスタンティン(レジスタンス・ジャック)
 その他の出演者:トム・フィールディング(ビショップ上等兵)、
         マーク・デブリーズ(ドイツ兵ハンス・ウェクスラー)・・・(46)(133)でドイツ兵
         マーガレット・オブライエン(マリアンヌ)、
         マイケル・ハウザーマン(マーガレットの恋人のドイツ兵ヨハン)

●感想&コメント

・ヘンリー少尉は部下3人だけ率いてあとはレジスタンス。しかもドイツ兵に化けたのもいてドイツ軍の車輌で突入する。これはもう普通の歩兵部隊の任務とはいえない。アクションがより過激になり、後の「ラットパトロール」や「ギャリソンゴリラ」のイメージに近くなっている。

・コンバットではたびたびあることだが、そもそも逃げ道のない洞窟や廃校などに逃げ込むだろうか、厳冬期で雨だったりしない限り。

・歩哨のドイツ兵憲兵にウォルト・デイビス。

・ドイツ軍の反撃は21機甲師団という設定。21師はノルマンディーの戦いで善戦したがカーン地区にいたのでイギリス及びカナダ軍が主な相手。その後ファーレーズの包囲戦に巻き込まれるという哀れな運命をたどる。

・バウワー少尉役のスキップ・ホーマイヤーは(24)「洞窟の一人」でアメリカ兵役で出演していたが、今回も内省的なキャラクターで洞窟内が舞台。

・ヘンリーが無線機を持っていたらすぐに連絡して任務完了だったのに。

・洞窟の奥にいる誰かに向かって英独仏語で問いかけるシーンはよくできているのに、その後はみんな英語をしゃべる。ドイツ兵同士も、フランス人同士でも。

・無限に水が出てくる魔法の水筒!

・設定は実に安易。アメリカ兵、ドイツ兵、レジスタンス、ドイツ脱走兵とそのフランス人の恋人を洞窟に閉じ込めればいろんなドラマが作れるだろう。憎しみと思いやりの感情が交差し、変化し、劇的なラストで閉めているが、繰り返し見たいという作品ではない。

●TVあるいはオリジナルDVDのカットシーン

・冒頭レジスタンスの合図で左手へ動くヘンリーたちのあと10秒少々カット。
マウワー少尉がテントに入ってきて尋問している大尉に「大隊からの連絡です」と言って伝聞を渡す。トゥーロンを厳しく尋問している大尉は「じゃまするな」と怒る。ドイツ軍になりすました4輪車が走ってくる映像に続く。

・最初の戦闘後、援護していた米兵が「さぁ引き上げるんだ」と言い、一人が撃たれたあと30秒程カット。
バウワー少尉の一隊は撃たれた大尉を抱き起こす。大尉は「捕虜を絶対逃がすな、しゃべられると我が軍の作戦が失敗する」と言ってから事切れる。バウワー少尉一隊が左奥へ向かって出発する映像に続く。(右手前に大尉が倒れている)

・洞窟の捜索へ。ヘンリーが「まずあの通路だ、行ってみよう」と言ったあと1分程カット。あちこち注視しながら進む一行、セリフはなし。立ち止まってヘンリーの「他に出口はないようだな」のセリフに。

・マリアンヌがヨハンに勝手に水をやり一悶着あった後のヘンリーのセリフ「無理もないだろう…水がほしい時は言うんだ」のあと40秒カット。
ヨハンとバウワー少尉の会話、ヨハンはマリアンヌをかばう。バウワーはヘンリーに「私の水を彼にやるから…」と提案するがヘンリーは「水はみんなで公平に分ける」と告げる。奥へ捜索に行った二人の兵士の会話(こうもりが一杯いる)へ続く。

・兵士二人が捜索から戻りヘンリーが「とにかく掘るんだ」と言ったあと45秒カット。
若い二人もヘルメットをぬいで作業開始。マリアンヌを呼ぶハンス。駆け寄り「じっとしてなさい、きっと助かるわ」となだめる。しばらく時間経過したあとハンスが水を飲みに行き、瀕死のヨハンが水をくれと頼むシーンへ。

・手榴弾による爆破結果を見に出てきたヘンリーとバウワーのアップが映って、二人が歩き出したあと二人に続く一同の映像がほんの数秒カット。

●ドイツ兵戦死者:15名くらい、フランスレジスタンス:4名、アメリカ兵戦死者:2名
●出場メカ:キューベルワーゲン、ダッジWC56、ドイツ軍で。
●実写フィルム:特になし。
シーゲル曹長 | NoCut第5シーズン | 16:46 | - | - | - | - |

(145)「恥知らず/The Gantlet」(防具)

ノー・カット(NC)輸入版DVDで見る 第5シーズン20話(日本第4シーズン66話)
・お薦め度★★★ ・迫力度★★★ ・感動度★★

●あらすじ
トラックで負傷者と共に後方へ退却中のサンダースはドイツ軍の強襲を受け気絶、捕虜になってしまう。気がつくとそこは本国へ向かう捕虜輸送列車の中。英米の他の捕虜と共に脱出を計るが、辛くも成功したのはサンダースとデッカー軍曹の二人だけ。追っ手を倒した二人はドイツ兵の服に着替えて行動する。デッカーは自分のことしか考えない卑怯者で、ドイツ兵と接触しサンダースが負傷した時置き去りにする。サンダースはドイツ軍に発見され救護所で手当てを受けるが、イギリス軍の攻勢による混乱に乗じて脱出。イギリス軍に救出され卑怯者デッカーと再会する。

●出演レギュラー:サンダース
  その他の出演者:トム・スケリット(デッカー軍曹)…(10)(73)(121)の3回出演。

●感想&コメント

・タイトルのGantlet(Gauntletともつづる)は中世の騎士が鎧の手の部分の防具(こて)のこと。相手に挑戦するしるしとしてこてを投げたことから挑戦するという動詞もある。このエピソードで何を意味する?

・冒頭でよれよれに疲弊したドイツ軍分隊登場。これは珍しく防戦一方のフランス戦でのドイツ軍をよく表した描写なのだが、すぐに状況は一転して残念。指揮官の曹長にアンジェロ・デ・メオ。今回は駅の銃撃シーン、さらに後半でサンダースに殴り倒されるサイドカーの運転手役も。

・貨車の中のジャクソンにこれまでずっとやられ役ドイツ兵で出演していたトム・ペイス。

・トラックの荷台で捕虜のサンダースの右隣にいる兵にアール・パーカー。撃たれたとき幌が破れて派手に落ちる。その後はドイツ兵役で、脱出した翌朝ドイツ兵姿で歩くサンダース。そのあとデッカーに見捨てられ丘をよじ登ろうとして転げ落ちるシーンも。そこでは直前にあまりにはっきりと横顔を見せるのでびっくり。

・通りがかりのトラック(米軍のダッジだが、ドイツ風にグレーに塗装されている)の運転手に分厚い眼鏡をしたウォルト・デイビス。その後救護所が砲撃を受けると外で退却の指示をしている。最後のイギリス軍との戦いではサンダースを助けようとしてあえなく戦死。

・(カットされたが)救護所でサンダースは、ちゃんと認識票もドイツ兵と取り替えていることがわかる。ただしこれも金属製のちゃちな作り物。

・砲撃を受けた救護所で、退却するようテントの中へ怒鳴っているポール・ブッシュ。

・モルヒネで幻覚症状を起こしたサンダースがバイクで転倒するまでのシーンは一番の見どころ。10分近くあるが少しもカットされなかったのは嬉しい。じっくり味わって。

・ドイツ軍救護所の撤収シーンも新鮮。そしてラスト私のお気に入りの戦闘シーンの一つ。兵の数も多く、押しまくられるドイツ軍というのも実にそれらしいし、ストーリー上ここはアメリカ軍でもかまわないところだがイギリス軍というのも渋い。

・その戦闘シーンでイギリス兵(所持しているのは残念ながらアメリカのスプリングフィールド03ライフル)はサンダースに「ヤンキーか?」と聞く。これは日本ではまったく違う使われ方をしているが、アメリカ兵全般に対する呼び名。ついでながらイギリス兵はトミー、ロシア兵ならイワンだ。もとは南北戦争の頃、南部人が北部人をこう呼んだのが始まり。「ハダシの二等兵」で、南部出身の補充兵にヤンキーと呼ばれてサンダースが苦笑する場面がある。

・先に救出されたデッカーは、ちゃんとイギリス軍の上着を着せられている。

●TVあるいはオリジナルDVDのカットシーン

・列車から飛び出し、撃たれたイギリス兵を助けながらサンダースが手前に走り消えた後3秒カット。ドイツ兵の指揮官が貨車にいる兵に「捜索犬を連れて来い!」と叫ぶと、さらに後方へ伝言を伝える。そのあと犬の顔のアップ映像に続く。

・貨車の中をかぎまわった犬が外へ連れ出され、前方にいる指揮官が「カムヒア」と言ったあと15秒カット。指揮官が犬を引いた兵と別の兵たちに指示を出し、二方向へ向かって追撃させる。茂みの中を走るデッカーの映像へ。

・救護テントの中、治療を受けた兵士が抱き起こされたあと1分半カット。
その患者がテント端のベッドに寝かされると、白衣の医師が来て聴診器を当て様子を見る。さらに別の患者に同じようにしてからサンダースの所へ来て、認識票を確認してからいろいろ話しかける。サンダースはごまかすため痛みでのたうち回る演技をする。医師は衛生兵にモルヒネを持ってこさせる。サンダースの顔のアップと、モルヒネのビンに注射針を刺すシーンに続く。

●ドイツ兵戦死者:12名以上、イギリス兵戦死者:12人以上、アメリカ兵戦死者:8名
●出場メカ:アメリカ軍カーゴトラック。同じくカーゴトラック、ダッジWC54(救急車)、WC51、サイドカー、ドイツ軍で。ウィルスジープ、イギリス軍で。
●実写フィルム:特になし。
シーゲル曹長 | NoCut第5シーズン | 17:27 | - | - | - | - |

(144)「生と死の間/Decision」(決断)

ノー・カット(NC)輸入版DVDで見る  第5シーズン9話(日本第4シーズン57話)
・お薦め度? ・迫力度★★ ・感動度★

●あらすじ
サンダースの分隊はドイツ軍のレーダー基地を探し出しできれば破壊するという任務を受ける。爆破要員としてやってきたミルズは医者の家庭に育ったが、医者になる道を捨てた過去を持つ男だった。ドイツ軍との戦いの場面でサンダースのやり方に異を唱え続けるミルズ。さらに無線により捕虜になっている米軍大佐の救出という任務が命じられる。救出に成功するが大佐は重症を負い、ただちに気管切開の手術をしないと助からない状況になる。サンダースに決断を迫られたミルズは、葛藤を乗り越え手術を成功させる。

●出演レギュラー:サンダース、ヘンリー、カービー、ケーリー、カーター、マッコール
  ゲストスター:ジェームス・フランシスカス(ミルズ上等兵:原語ではハリス)…「続・猿の惑星」(1970)
  その他の出演者:スティーブン・マーロ(冒頭の砲撃が終わったあとちょっと登場)
                         ルイス・イライアス(狙撃兵にやられるアダムズ)

●感想&コメント

・サンダースが出発前に補給物資の箱から予備マガジンを取り出すという珍しいシーン。でも2本だけで例によってふところ(シャツの胸ポケット?)にしまう。

・ミルズはM1カービンを持っているが、ベルトの装備はM1ガーラント用。

・レーダー基地は空から丸見えの開けた場所にある。おまけに後方はまったくの無防備。

・レジスタンスが登場するが原語ではちゃんとマキと言っている。マキはレジスタンス組織の一つだが、ウィキペディアによると“ドゴール将軍のパリ解放後は解散した”そうだ。

・米軍大佐を護送するドイツ大尉にウォルト・デイビス。その運転手と冒頭の狙撃兵にアンジェロ・デ・メオ。

・飛び出したドイツ将校を撃ち倒す時サンダースは実に慎重に狙いをつけているが、マシンガンはものすごく跳ねている。

・医学は詳しくないが、気管切開を衛生兵の装備だけでできるのだろうか。しかも洞窟内で。

・どうも気に入らない、パッとしない一話だ。例によってトラウマを抱えたゲストスターが、切羽詰った状況でサンダースのひと言で目覚める…という展開だが、あとから追加される命令も戦闘シーンも安易な設定。米軍大佐を負傷させるために走って逃げさせ、ドイツ将校が追っかけるのも無茶。あの状況なら降伏しかない。 結局ミルズの悩みは何だったのか。つまるところ厳格な父にいつまでも心の中で反抗しているだけで、医者以外ならなんでもよかったってことか?あるいは感情をはさまない父の仕事ぶりをサンダースにだぶらせて、いらついてしまったということかもしれない。

●TVあるいはオリジナルDVDのカットシーン

・タイトルや脚本、監督名が出た直後から1分カット。
あたりを警戒しながら進む分隊。ドイツ狙撃兵が木陰から顔を出し分隊を発見。下の機銃チームに眼で合図を送る。さらに分隊が進む映像のあと射撃シーンへ。ここは単なるカットではなく、射撃に向け盛り上がるBGMをカット前の行軍シーンにうまくかぶせて編集している。

・最初の小休止でサンダースがカービーに「あっちの十字路を見て来い」と言ったあと40秒程度カット。
カービーは画面を右手に横切り、みな適当に腰を下ろす。地図を開いて見ているるサンダースにケーリーがちょっと話しかける。カーターはマッコールの傷の具合を見るが、(ミルズの)正しい処置のおかげで問題なし。その後カーターがミルズに話しかける「あっちの患者は大満足」のセリフへ。

・小休止が済んでケーリーが立ち上がる直後30秒足らずカット。全員立ち上がり歩き出してからしばらく歩く。ダッシュするちょっと前のシーンへ続く。

●ドイツ兵戦死者:18名、アメリカ兵戦死者:1名、他に砲撃で1名?
●出場メカ:ジープ、ダッジWC54(救急車)、アメリカ軍で。ダッジWC56、キューベルワーゲン、ドイツ軍で。
●実写フィルム:なし
シーゲル曹長 | NoCut第5シーズン | 16:23 | - | - | - | - |
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