(105)「大地に帰る/The Farmer」(農夫)

ノー・カット(NC)輸入版DVDで見る   第4シーズン5話(日本第4シーズン27話)
・お薦め度★ ・迫力度★★ ・感動度★★

●あらすじ
戦闘地域の農民を強制的に退去させたサンダースだったが、分隊員のノアは自分が農家出身であるだけに心を痛める。主人がいなくなった農家に残された農作物や家畜のことが気になって、ことごとく勝手な行動に出る。その結果作戦に支障が生じ、犠牲者も出てしまう。

●出演レギュラー:サンダース、ヘンリー、カービー、ケーリー、リトルジョン、カーター
   ゲストスター:デニス・ウィーバー(分隊員ノア)
       映画「激突!(1971)」やTVシリーズ「警部マクロード」で有名。2006年没。

●感想&コメント

・今回もドイツ軍の反撃によりフランス人の日常生活が犠牲になるという設定。ややマンネリ。これまで何度も戦火をくぐり抜けてきたはずなのに、避難するフランス人の描写はまるで始めてドイツ軍が侵攻してきた時のよう。

・ヘンリーの乗ったジープの運転手にウォルト・デイビス。役名もデイビス。

・タイトル音楽のあとノアとの会話でサンダースはヘルメットをかぶっているのに、それを聞いているケーリーの後にヘルメットが置かれている。

・ヘンリーはジープで他の分隊との間を行ったりきたりしてるようだが、普通は一個中隊くらいでもまとまって行動するもの。

・ノアとカーターが残り、みんなが出発する時カービーはノアをにらんで行く。原語では「カービーは怒ってるみたいだ」と名指ししている。

・農家から林へ退却するシーンで珍しく他の兵隊も多数登場。一個小隊いるように見えるが、ヘンリーではなくサンダースが指揮していて変。

・塹壕を掘って防御に入るシーンはコンバットでは珍しいが、実際の歩兵の行動というのはうんざりするほどこれの繰り返しらしい。

・ドイツ軍の砲撃がやみヘンリーと連絡を取ったあと、サンダースは「ウィリー、ウィリー!」と他の兵士の名を呼ぶが、原語ではさらに「ジャクソン」とも言っている。

・塹壕を出て農家に戻るシーンでは10人以上の兵がいるが、農家で戦闘が始まるとまたもとのメンバーだけになる。

・サンダースがヘンリーにバズーカを要請するが却下される。ヘンリーはそこで別の分隊の指揮を執っているようにも見える。…結局、林のシーンでいきなりエキストラ兵士が増えたのは何だったのか、という疑問が残る。

・全体的にアメリカ軍の作戦がよくわからない。戦闘終了しノアが息をひきとる場面で、すぐ後を行軍隊型の兵士が通るのもあまりに唐突。
最後は前進しているのか撤退しているのか?

・結局ノアは兵士としては失格で、彼のせいで何人もの犠牲者が出てしまった。生き延びても軍法会議は免れなかっただろう。しかし農業に命をかけた男の物語としてみれば、戦争のもたらす悲劇が浮き彫りになる。

・ノアを最も毛嫌いしていたカービーが、銃の墓標を立てるラストが切ない。

●TVあるいはオリジナルDVDのカットシーン

・冒頭より1分カット。
これまで何度も使用された夜間の砲撃シーンと前進する米兵の実写フィルム。そのあと夜明けの映像があって、避難するフランス市民と村に入ってくるアメリカ兵たち。手を引かれ歩く女の子の映像に続く。

・畑仕事を始めたノアとサンダース、カーターが会話し、サンダースが立ち上がって戻るシーンのあと約2分カット。
裸足になって水を汲んだ桶の中に足を入れ休めるリトルジョン。ケーリーが酒瓶をカービーに勧める。一口飲んでケーリーに戻す。「どうです、軍曹」と今度はサンダースに。少し飲んで「悪くないな」と久しぶりにサンダースもくつろいだ様子。カービーが酒瓶を受け取って一口飲み、ノアを見ているケーリーの「まったくわからないなー」のセリフに続く。

・ドイツ兵捕虜とダッシュで帰る途中、リトルジョンが遅れたのでサンダースが立ち止まり「早く来い、リトルジョン!」と怒鳴った後10数秒カット。
カービーが来てサンダースに「ノアを連れて来れば良かったんだ、農作業したがるから…」と愚痴るとサンダースは「リトルジョンが志願したんだ、黙ってろ!」と叱る。リトルジョンが追いついて「だいじょうぶです、走れます」のセリフに。

●ドイツ兵戦死者:9名。アメリカ兵戦死者:1名+砲撃により数名やられたかも。
●出場メカ:米軍ジープのみ。  
●実写フィルム:何度も使用された両軍の砲撃シーンと夜間に前進する米軍歩兵。
シーゲル曹長 | NoCut第3シーズン | 16:30 | - | - | - | - |

第3シーズンを振り返る

ノー・カット(NC)輸入版DVDで見る 第3シーズンまとめ

○意外と秀作が多かった第3シーズン

例によって私が毎回つけた★の数、合計ランキングです。みなさんお気づきのように、2順目に入ってやや評価が厳しくなり、★の数も1順目と違うものがあります。
★9 (なし)
★8 (81)兵隊失格、(96)長い帰りの道
★7 (94)砲兵少尉ビリィ・ザ・キッド
★6 (69)ジープ特攻隊、(73)長い暗い夜、(74)誰が死なせたか、(76)軍曹が死んだ、(77)小さな回転木馬、(80)静かなる戦い、(89)岩の上の敵、(91)名もないものの悲しみ、(93)戦車一台敵中を行く、(95)遅すぎた連絡

見終わったイメージとして、第2シーズンの方が得点はいいと思ってたんですが合計得点は、
 第3シーズンは(全31話)149点
 第2シーズンは(全32話)146点
第2シーズンは★9の作品二つをはじめ印象に残る作品が多く、また前後編ものが二つあるなど、第1シーズンの成功を受けて非常に内容が充実していたイメージが強かったんですが、ほぼ同じでした。また4点以下の作品は第3シーズンが13作、第2シーズンは15作でこれも互角です。

内容的には第2シーズンで基本スタイルが出来上がったので大きな変化はありません。しかし第3シーズンは、ビリーがいなくなっただけでも淋しいのに出演人数を少なくしてコンパクトに仕上げた作品が多かったころは気に入りません。調べてみるとレギュラー出演4人以下が20作!これが第2シーズンは11作ですから。

また出演レギュラーが少ないだけでなく、やられ役の名もない兵士なども減らされたので、4人だけで任務をこなすという特殊部隊みたいなストーリーがより多くなりました。しかしストーリーそのものは、はらはらドキドキのエピソードが多かったせいか、アメリカでは第3シーズンの視聴率が一番よかったそうです。テレビ的には成功だったんですね。

○女性や子供中心のエピソードがさらに減少。 (65)(77)(80)(83)(91)

○準レギュラーと言えるのは中隊長ジャンペル大尉(R・フォーティエ)のみ。(92)(95)

○ドイツ兵が1人も出てこなかった(83)「目的地消失」…第1シーズンでも「3対3対3」がありましたが、どちらも若い女性が3人登場というところまで同じ。

○出場メカでは、戦車の登場は4回と多くはないですが戦車が主役とも言える「戦車対歩兵」「戦車一台敵中を行く」の2作、後のシリーズ「ラット・パトロール」の原型ともいえる(69)「ジープ特攻隊」などが印象に残ります。

○イギリス軍登場は(69)「ジープ特攻隊」1回のみ。しかもギリシャ兵部隊で。

●有名なゲストスター
65 ミッキー・ルーニー
66 ロディ・マクドウェル(猿の惑星)
69 テリー・サヴァラス(特効大作戦、バルジ大作戦)
74 ポール・バーク(TV・頭上の敵機)
76 サル・ミネオ
80 ロバート・デュバル
84 ジェームス・ホィットモア(戦場、トラトラトラ)
92 チャールズ・ブロンソン(大脱走、特効大作戦)

<ノー・カット(NC)輸入版DVDで見る第3シーズン終了>
シーゲル曹長 | NoCut第3シーズン | 17:44 | - | - | - | - |

(96)「長い帰りの道/Odyssey」(オデッセイ)

ノー・カット(NC)輸入版DVDで見る第3シーズン31話(日本第4シーズン15話)
・お薦め度★★★ ・迫力度★★★ ・感動度★★

●あらすじ
ドイツ軍の激しい反撃でアメリカ軍は後退、サンダースは戦闘中行方不明になる。負傷し気絶しているサンダースを見つけたフランス人がサンダースを助けるためドイツ兵の軍服を着せていたため、ドイツ軍に収容される。サンダースはそのままドイツ兵になりすまして味方戦線への脱出をはかる。 

●出演レギュラー:サンダース、ヘンリー、ケーリー、リトルジョン、カーター
  ゲストスター:バート・フリード(サンダースに好意的なドイツ軍曹長)
          ティノー・ポリック(サンダースと一緒に脱出するローリングス上等兵)
 その他の出演者:サッシャー・ハーディン(後半登場の情け容赦ないドイツ軍少尉)
           モーリス・マーサック(サンダースを助けたフランス人農夫)

●感想&コメント

・原題「オデッセイ」はトロイ戦争から帰還するオデュッセウスを描いたホメロスの大抒情詩。

・最初の戦闘シーンでは見慣れない兵がたくさんいて、ヘンリーがちゃんと一個小隊を指揮していると感じさせてくれる数少ない場面。

・サンダースが着ている軍服の袖の「アフリカ」と書かれたバンドは、アフリカ戦線に従軍した証し。北アフリカの戦いはノルマンディ上陸の前年5月に独・伊軍の降伏により終了している。後半登場する曹長は同じ「アフリカ」バンドに加え「クレタ」もつけているし、左袖には「クリミア半島」らしいワッペン。また始めのほうでサンダースを疑い続ける伍長も左胸にいろいろバッジをつけている。このほか連隊を示す肩章や激戦での殊勲バッヂなど、ドイツ軍マニアにはチェックが楽しい珍しい一話。

・サンダースを見つけたフランス人が、サンダースを助けるためにドイツの軍服を着せたという設定は理解に苦しむ。

・列車の走るシーンで一部ミニチュアが使用されてる。

・電話線を敷いているトラックの荷台にポール・ブッシュ。

・非情なドイツ少尉役にサッシャー・ハーディンまたも登場。エンドクレジットで「SS(戦闘親衛隊)」となっているのは間違いで普通の国防軍である。

・農家の主婦はドイツ兵にひどい憎悪を抱いているが、飾られている写真から亭主がこの大戦で戦死したと推測される。

・ラストの戦闘シーンは前回の「遅すぎた連絡」のフィルムが一部使用されていてBARを撃つウォルト・デイビスがいる。またスタントのアール・パーカーは1人3役!戦闘開始で穴にジャンプするサンダース。前に出たところをMP40に撃たれ、もんどりうって水溜りに倒れるアメリカ兵。丘の上で擲弾筒を撃つ兵が撃たれて転げ落ちるのを助けようと降りて来るアメリカ兵。

・サンダースが捕虜となり、脱出し、味方に救出されるまでに様々なわき役がそれぞれ意味を持って登場する。戦場で生き延びるためには何が必要かを問うなかなかの意欲作。フランス人が負傷したサンダースにドイツの軍服を着せるという話の始まりが引っかかるが、そこだけ目をつぶれば繰り返し見るに耐える一作。

●TVあるいはオリジナルDVDのカットシーン

・列車から脱出し銃撃からもなんとか逃れたあと約2分カット。
夜が明けて池のほとりに出て一休み。ローリングスが1人で(早口で聞き取れないがおそらく捕虜になるまでの経緯などを)しゃべり続ける。。サンダースは興味ないようでよそ見して考え事。おしゃべりが一段落したので「よし、行こう」と出発。サンダースたちを捜索しているらしいハーフトラックがあたりを徘徊している。見つからないようにしばらく進み草むらから道路を見ていると、トラックやバイクが何台も通り過ぎる。「敵が移動している。向かっている先が前線の方向だろう」とサンダース。茂みから二人が出てくる映像に続く。

・ローリングスが撃たれ、サンダースが引き戻されドイツ軍少尉が「何者だ?」と聞いたあとカット。曹長はサンダースのポケットから書類を取り出しながら「負傷しています。ショック状態で…」と説明するわずか4秒のシーン。(なぜここをカットしたのかわからない!)

●ドイツ兵戦死者:11名。アメリカ兵戦死者:約10名。(冒頭の戦闘シーンでは同じ兵が何度もやられたりしてる)
●出場メカ:カーゴトラック、バイク、軽トラック(ダッジWC59)、さらにカットシーンで回転銃座付M3ハーフトラック、ダッジWC56、ドイツ軍で。
●実写フィルム:両軍の様々な砲撃シーン。フランス軍砲兵も混じっている。
シーゲル曹長 | NoCut第3シーズン | 20:30 | - | - | - | - |

(95)「遅すぎた連絡/Beneath The Ashes」(遺骨のもとに)

ノー・カット(NC)輸入版DVDで見る 第3シーズン32話(日本第4シーズン10話)
・お薦め度★★ ・迫力度★★ ・感動度★★

●あらすじ
サンダース達が偵察任務に出たすぐあとに、分隊員コバックの奥さんが危篤だという連絡がヘンリーに入る。戻ってから伝えようとヘンリーは判断するがドイツ軍の進攻でサンダースは釘付けになり、戻ってきた時にちょうど訃報が届く。コバックは葬式にも出られなかったとヘンリーを逆恨みし、敵前で孤立したヘンリーを見殺しにしようとするがどたん場で気持ちを入れかえ小隊のピンチを救う。

●出演レギュラー:サンダース、ヘンリー、カービー、ケーリー、リトルジョン、カーター
    ゲストスター:チャド・エバレット(コバック)
  その他の出演者:ノーム・ピトリック(小隊無線係りマック)…(39)「戦争嫌い」
            ロバート・フォーティエ(K中隊長ジャンペル大尉)

●感想&コメント

・最初の戦闘シーンでドイツ兵の配置がややこしい。リトルジョンが飛び込む司令部だった部屋からは2人が飛び出して撃たれる。最後にコバックが手榴弾を放り込むドアには左に2人と、右にライフルを持ったもう1人がいて、さらにマシンガンを持った軍曹。2階に1人いるので計7人としよう。

・「戦争嫌い」でスコットを演じたN・ピトリックが再登場。ヘンリーの行動に疑いを持つ側として重要な役を演じている。

・地下室に下りて数分しかたっていないと思ったら、いつの間にか二日が過ぎているようで、見ていて戸惑う。

・最初の危篤の知らせですぐ引き返すにしても、前線からデトロイトまではかなり時間かかって死に目に会うことはできなかったろうが、葬式には出られたか?兵士の身内に不幸があったから本国に送り返す…負け側のドイツ軍や日本軍では考えられないことだが、この時期のアメリカ軍にはこれだけの余裕があったということだ。

・最初の戦闘でサンダースが擲弾筒を発射すると、窓に飛び込む弾頭がはっきり見えて迫力!

・ジャンペル大尉が作戦を指示するシーンは非常に興味深い。第1〜3小隊長3人が顔をそろえる。どちらが第1小隊か第3小隊かはわからないが、コーツ少尉とウィリアム少尉だ。

・コバックは燃えた手紙の灰に触れ何かを思い戦闘復帰を決心するが、その時点ではまだ小隊に危機は訪れていない。しかし現場の状況を見て初めヘンリーを見殺しにしようとし、またどたん場で気が変わる。この間の心の動きは明快ではない。そもそも戦場に戻り何をしようとしたのか、解釈が難しいところだ。

・サンダースは以前コバックが女房について「別居していたんです」と言った一言を覚えていて、戦闘のしかもピンチの真っ只中でコバックの心の葛藤を突き、説得するということをやってのける。おかげでヘンリーは助かる。というわけで今回のテーマは「自分の内側にある問題の責任を他人に転嫁しようとする心理」である。

・最後の戦闘でコバックが飛び出し、それを見たドイツ兵がサンダースに向けていたMG42をこちらに向ける遠めの映像と、次の瞬間サンダースが手榴弾を投げる流れが見事。なおアール・パーカーが振りかぶり、投げ終わるとV・モローになっている!

・サンダースは空になったマガジンをやっぱり捨てる。

・コバックは自分のヘルメットとライフルを置いたまま行ってしまう。

●TVあるいはオリジナルDVDのカットシーン

・ドイツ軍が来たので「よし、地下室だ」と言ってリトルジョンを起こそうとしたあと約1分。
トラックを降りて散開するドイツ軍。倒れている兵を見つける。急いで左手の階段から地下へ降りる。ドイツ兵の声も近づきサンダースは無線機を持って後に続く。ドイツ兵たちが司令部にしていたその部屋に入って来る。指揮官は落ちているカギ十字の旗を拾い「アメリカ兵がいたんだろう」と言い部下に捜索を命令する。
再びヘンリーの司令部。机の上の書類を整理しているマック。ヘンリーが入ってきて椅子に座り「サンダースはまだか?」のセリフに続く。

・地下室に降りてうめくリトルジョンの顔のアップ映像のあとサンダースが「声を立てさせるなよ」と言い、コバックが土のうの影に寝かせているリトルジョンを見に後ろを向いたあと2分半。
ドイツ兵が二人降りてきてあたりを調べるが、物陰に隠れて何とかやりすごす。ドイツ兵が上階に戻ったあとコバックは「よくがんばったな」とリトルジョンに声をかける。カービーが不安そうに「どうします?」とサンダースに問う。「居座るようだな…」と思案顔のサンダース。小隊本部にカーターの乗ったジープが到着するシーンに続く。

●ドイツ兵戦死者:(再使用フィルム除く)12名。アメリカ兵戦死者:0名。
●出場メカ:アメリカ軍ジープ、救急車ダッジWC54。カーゴトラックは「1枚のレコード」再使用。ドイツ軍ドラックダッジWC59。
●実写フィルム:B-17の編隊。何度も使用されたアメリカ軍進撃シーン。米独両軍の砲撃。ロケット弾発射はドイツ軍のネーベルベルファー?
シーゲル曹長 | NoCut第3シーズン | 15:30 | - | - | - | - |

(94)「砲兵少尉ビリー・ザ・キッド/Billy the Kid」

ノー・カット(NC)輸入版DVDで見る 第3シーズン29話(日本第4シーズン13話)
・お薦め度★★ ・迫力度★★ ・感動度★★★

●あらすじ
ドイツ軍の強力な列車砲を破壊するために砲兵隊から派遣された指揮官は、有名なベントン将軍の一人息子で戦闘経験のない少尉だった。サンダースは護衛任務を任されるが、ドイツ軍の反撃で分隊は危険な状況に陥る。不可解な命令を繰り返す少尉に兵たちは戸惑うが、サンダースの説得で少尉は作戦の意図を説明し、兵たちに協力を求め困難な状況で任務を続行する。

●出演レギュラー:サンダース、ヘンリー、カービー、ケーリー、リトルジョン、カーター
    ゲストスター:アンドリュー・プライン(ベントン少尉)
  その他の出演者:ジョン・ミルフォード(ストーン軍曹)
                                    (9)「戦火のかげに」負傷した少尉の役。
●感想&コメント

・ビリー・ザ・キッドは実在した西部の無法者ガンマン。

・ベントン将軍は「三ツ星をきらめかせて〜シャロン攻略した時には〜」と語られる。三ツ星なら中将、軍団長レベル。シャロンという地名は「また一人減った(The Bridge At Chalons)」で登場。

・ベントン少尉、ストーン軍曹、ゲイン二等兵の3人は師団砲兵で、サンダースたちは護衛任務。分隊の新顔はバーンズ。

・ヘンリーのいる小隊本部もなかなかそれらしいし、トラックで進んでゆくと前線の第2大隊哨戒線に行き当たる。さりげなく伝令のバイクが走り去ったりしての演出が嬉しい。サンダースは第3大隊である。

・砲兵観測班の仕事振りが結構細かく描写されるのはいいがちょっと人数が少なく、サンダースたちは護衛以上の仕事をさせられている。

・ベントン少尉にくっついて来たストーナー軍曹が少尉をかばってサンダースと対立する展開か、と思ったら逆なのが面白い。ストーナーの方が先に切れてしまうが、サンダースは冷静に抗議する。すると少尉は自分のミスに気づき作戦の意図を皆に説明する。軍隊に限らずどんな組織においても教訓となるなかなか深いシーン。

・サンダースがしかけた手榴弾を発見するドイツ兵にアンジェロ・デ・メオ。ウォルト・デイビスもいる。

・砲兵部隊の暗号名にも「チェスボード」なんてチェス用語が使われている。

・着弾を修正するシーンで吹替えに間違い。「右100。100追加」はまちがいで、正しくは「右100、それから200(のばせ)」2発めは左右は合ったが奥に行き過ぎたので、次の修正で「100(手前に)おとせ」で命中である。

・一人で帰ろうとしたストーナー軍曹だが、階級章(三本線)を見てカービーの言葉を思い出し戻って来るシーンも感動的。こいつもいい兵士だ。

・あらためて見てみたが、よく晴れた野外のロケ映像と、屋内セットの映像の違いが気になってしまった。また今回アール・パーカーが代理でサンダースを演じてる場面が多々ある。最前線へ向かうトラックの荷台ではサンダースは不自然に顔を背けている。ラストシーンの歩く後姿も怪しい。さらに大胆にもこっちへ向かって走ってくる場面でもV・モローじゃない感じのがある。

・帰っていくシーンでカーターが一番重そうな機材を持たされている。

・感動で終わるラストだが、もともと隊員を危険にさらしたのはベントン少尉の「みんなを見返してやりたい」という動機からなので、犠牲者を二名出した責任は軽くはなく複雑。また、トラックは破壊され味方戦線は後退、負傷者も二名いて無事帰れるか不安。

●TVあるいはオリジナルDVDのカットシーン

・トラックがやられたあと歩きだしたところで2分ちょっとカット。しばらく歩いてから、少尉はカービーに「電話線をのばし始めろ」と命令。「どこに結び付けるんですか?」と聞くと、「ただたらして地面にのばしていけばいい」と答えて歩き出す。「ただのばしてなんの役に立つのかね…」と独り言を言うと「命令に従えばいいんだ、お坊ちゃまのね」とストーン軍曹。最初の観測地点に来て少尉は隊をストップさせ双眼鏡をのぞく。双眼鏡で覗いた映像につながる。

・見取り図を作るための観測を終わって、少尉が「サンダース、電線を持って一緒に来い」と言ったあと30秒カット。洞窟にたどり着くまで黙って歩く2人の映像。

・ストーン軍曹が最初の発煙弾発射命令を無線で出したあと、米軍砲兵の実写フィルムの最初の部分1秒カット。
(砲尾部のアップ映像だが、砲兵が戦車兵のヘルメットをかぶってるので、自走砲かも)

●ドイツ兵戦死者:10名。アメリカ兵戦死者:2名。
●出場メカ:ウィルスMBジープ、トラックダッジWC59、バイク・ハーレイダビットソン、アメリカ軍で。
●実写フィルム:ドイツ軍列車砲(数種類混じっている)。両軍の砲兵。
シーゲル曹長 | NoCut第3シーズン | 10:16 | - | - | - | - |

(93)「戦車一台敵中を行く/The Hell Machine」(地獄のマシン)

ノー・カット(NC)輸入版DVDで見る 第3シーズン28話(日本第4シーズン1話)
・お薦め度★★★ ・迫力度★★ ・感動度★

●あらすじ
ジープでK中隊本隊へ向かうベッグス大尉、ギャビン兵卒、そしてサンダース。ドイツ軍と遭遇する危険の中、地雷に触れてしまいベッグス大尉は重傷を負う。運良く敵の戦車を捕獲。サンダースは二人をそこに残し、とりあえず戻ろうとするがあたり一帯にドイツ軍が展開、歩兵と接触し銃撃する。サンダースは大尉を戦車に載せ、ギャビンに操縦させて味方戦線への脱出を図る。

●出演レギュラー:サンダース
    ゲストスター:フランク・ゴーシン(ギャビン二等兵)…「(19)英雄の条件」
    その他の出演者:ザン・ワイアン(重傷を負うベッグズ大尉)…「(4)ハダシの二等兵」
                            ルー・ロブ(エンジン始動に立ち会うドイツ軍少尉)

●感想&コメント

・登場人物3人の設定がわかりづらい。ギャビン二等兵はベッグス大尉と以前から世話になってる。しかしK中隊ではないようだ。とにかくベッグス大尉の持っている地図がK中隊に必要だというので、K中隊へ向かっているとのこと。しかし中隊本部と上位司令部の間にドイツ軍がうじゃうじゃいるというのは問題。

・M41は迷彩塗装され、サイドスカート(足回り防御のための鉄板)を数枚ぶら下げるなど手が加えられ、ドイツ戦車っぽくしたてられている。「(68)戦車対歩兵」のM41の塗装とも違う。基本的にアメリカ陸軍は戦車に迷彩塗装はしないので、撮影用にすぐ洗い落とせる塗料などで塗ったのだろう。砲塔のアップでは、おそらく白星があった部分が明らかに塗りつぶされている。マズルブレーキ(砲身の先端部分)が異様にでかいが、これは最後に激突して破壊するための張りぼてを付け足している。「(89)岩の上の敵」に登場したM41と比べると違いが明白。

・怪しいと追ってきたドイツの4輪車をサンダースは蜂の巣にするが、無線が壊れただけで走行に問題なし。常識では戦車を乗り捨て4輪車に乗り換えるところだが、今回は戦車が主役なので。そこへやってきたドイツ兵がまぬけ。少尉の生死も確かめず、車の状態も見ずに立ち去ろうとする。

・ノルマンディの戦いでは制空権がほぼ連合軍にあったので、戦車一台はもちろんトラックなどの車輌が多数真昼間に移動するのは自殺行為だった。サンダースはドイツ軍から逃れることに苦心しているが、実際は味方空軍に狙われて大変だったはず。

・戦車2台でのカーチェイスは見事なアイデア。こんな場面は他のどんな映画でも見た覚えがない。このエピソードは、戦闘&閉所恐怖症で戦車兵を首になったギャビン兵卒が過酷な状況で立ち直ってゆく、という人間ドラマも描いている。しかし、戦車を奪って敵中を進んでゆくハラハラドキドキ感と、最後の戦車同士の一騎打ちだけで見所充分だったと思う。ギャビンの最後のセリフも蛇足感あり。
 
・その一騎打ちの決着が、対歩兵用手榴弾一個でついてしまうのはちょっと安易。

・60年代の連続TVドラマでこのようなアクションシーンをやってのけた「コンバット」は当時としては破格の番組ではなかったか。子供の頃私も興奮したが、アメリカならなおさら大人にも子供にも大受けだったに違いない。

・というわけで状況設定は現実的でないが、走り回る戦車を存分に見れる戦車ファンにお薦めの一話。

●TVあるいはオリジナルDVDのカットシーン

・エンジン始動を手伝ってくれたドイツ兵の車が去ったあと3分半ほどカット。
前進ギヤに入れるがふらふらしながら進む。サンダースに「まっすぐ走らせろ!」と怒鳴られながらもがんばるギャビン。何とかまっすぐ快速で走らせる。しばらく行くと先ほど双眼鏡で見た車両の一団が停車している。ギャビンはびびるが、サンダースは「おまえがこいつを走らせている間は逃げるチャンスがあるんだ」と励ます。ドイツ歩兵たちは戦車のために脇によけながら顔だけ出しているサンダースに手を振る。それらを抜いたところで一旦ストップさせ遠方を見ると、止まっているトラックにドイツ兵たちが駆け寄っていく。それから大尉を見るとじっと動かないので、ギャビンが「大尉の様子が変です」のセリフに続く。

●ドイツ兵戦死者:8名。アメリカ兵戦死者:0名。
●出場メカ:アメリカ軍ウィルスMBジープ。M41、回転銃座付ハーフトラック、軽トラック(ダッジWC51または59)、ダッジWC56、ドイツ軍で。タンクローリーはやや違和感。
●実写フィルム:なし
シーゲル曹長 | NoCut第3シーズン | 15:20 | - | - | - | - |

(92)「爆破命令/Heritage」(遺産)

ノー・カット(NC)輸入版DVDで見る 第3シーズン30話(日本第4シーズン11話)
・お薦め度★★ ・迫力度★ ・感動度★★

●あらすじ
本隊通過地点にあるドイツ軍の監視所をつぶすため、ヘンリーは小隊を率いて攻撃するが犠牲者が続出。爆破専門のべラスケス伍長を連れて少人数での最後の試みに出る。爆破地点に絶好の古い城の隠し部屋を見つけるが、そこには歴史的遺産とも言える数々の彫刻があった。彫刻美術に造詣の深い伍長は爆破を拒み、ヘンリーと対立する。そして別の場所を爆破しようと強硬手段に出るが失敗、隠し部屋の彫刻たちとともに伍長は自ら命を捨て、爆破任務を全うする。

●出演レギュラー:サンダース、ヘンリー、カービー、リトルジョン
   ゲストスター:チャールズ・ブロンソン(ベラスケス伍長)
   その他の出演者:ロバート・フォーティエ(K中隊長ジャンペル大尉)

●感想&コメント

・K中隊長ジャンペル大尉久々の登場。第2シーズン「遠い道」以来だが、同じ俳優なのが嬉しい。

・ベラスケス伍長は爆破の専門家なので、階級章(二本線)の下にTの文字(技術)が欲しいところ。

・山の上の古い館跡と中腹のトーチカははじめて見るもので、張りぼてかもしれないがかなり大掛かりに作ってある。しかし、ラストで壊される映像は別物で残念。

・監視所付近のMG42機銃陣地にアンジェロ・デ・メオとウォルト・デイビス。

・ヘンリーたちの進入経路とドイツ軍の位置関係がわかりづらい。

・ベラスケスがヘンリーに石を持たせて説明するシーンで吹替えにまちがいあり、「こっちは割れませんよ」と指差した方が粉々になる。上の地層のものが固く、下の地層がもろい、「こっちがもろいです」と言っている。

・ブロンソンの演技は素晴らしいし、物言わぬ彫像の映像とあいまって感動的なラスト。だが、やはり任務設定そのものにかなり無理があるのがマイナスポイントだ。
たった3人で、しかも工兵かレンジャー部隊向きの危険な任務。しかも作戦の変更はきかず、破壊しなければ味方に多数の犠牲が出る、別の方法を探す時間的余裕もない…という切羽詰った状況も無理がある。それにドイツ軍の監視所は開けた土地にあって、空軍か準備砲撃で簡単につぶせそうだ。そんな贅沢な戦い方がまさに連合軍のやり方なんだから。

・このエピソードでは美術品の保護ということがまったく取り上げられていないが、実際は各国ともけっこう戦禍から守るための行動をとっているようである。写真集「岩山の激戦イタリア(戦車マガジン別冊)」には、撤退に際してモンテカッシーノ修道院にある美術品をローマに移送するドイツ軍が掲載されている。また映画「大列車作戦(主演B・ランカスター)」はパリを撤退するドイツ軍の美術品輸送作戦がテーマ。

●TVあるいはオリジナルDVDのカットシーン

・出発してしばらくした所で見事な岩を見つけ、ベラスケスが「悲しみのマドンナ」と言ったあと1分少々カット。べラクレスが彫刻について講釈し出したのでヘンリーは小休止をとることにする。ベラスケスは自らの生い立ちを語る。実家はアルバカーキ(ニューメキシコ州)の石屋で、自分は器用なので売り物のモナリザの像などをたくさん彫らされたことなどを。

・監視所に近づきワイヤーにつながれた手榴弾の仕掛けを見つけたあと、ヘンリーは「ここで無理すると危険だ。敵がいるかもしれん」と言うと「どうします?」とベラスケス。ヘンリーは右の方を示し、ほふくで移動開始。再びトーチカ内のドイツ兵が双眼鏡で監視している様子。鉄条網に空き缶がぶら下げられている所に続く。

●ドイツ兵戦死者:6名? アメリカ兵戦死者:1名。
●出場メカ:ウィルスMBジープのみ。
●実写フィルム:山が崩れる映像…(50)「山を動かす」のフィルム一部再使用。 

シーゲル曹長 | NoCut第3シーズン | 11:57 | - | - | - | - |

(91)「名もないものの悲しみ/A Cry in the Ruins」(廃墟の叫び)

ノー・カット(NC)輸入版DVDで見る   第3シーズン27話(日本第4シーズン14話) 
ヴィック・モロー監督作品
・お薦め度★★★ ・迫力度★ ・感動度★★

●あらすじ
ヘンリー達は偵察任務の途中、助けを求めるフランス人の夫人に出会う。彼女は自分の赤ん坊が地下室に閉じ込められているというのだ。しかしドイツ軍の一隊と遭遇、互いに引くに引けない状況の中、両軍は一時休戦を結び協力して赤ん坊の救出を試みる。休戦が破られそうな危険な場面もあったが何とか乗り越え、地下室を発見するが誰もいない。そこへ婦人を知るフランス人が現れ、赤ん坊はすでに亡くなっていることを告げる。

●出演レギュラー:ヘンリー、カービー、ケーリー、カーター
  ゲスト:ウィリアム・スマイザース(ドイツ軍マーカス中尉)
  その他の出演者:グレン・キャノン(ケイン)
        ライザ・べラ(デュボア夫人)
        ジョン・クロフォード(ドイツ軍大尉)「洞窟の6時間」でドイツ兵。

●感想&コメント

・最初の猛烈な砲撃。撮影用に調整してあるとはいえ、瓦礫や小石などがばんばん降り注ぐ迫力のシーン。女優も渾身の演技。

・ケイン役のG・キャノンは「交戦中行方不明」「遠い道」のほか同じくV・モロー監督作品の「雷鳴の一夜」に出演(日本版ではカットシーン)している。毎回名前も違う端役だが、それなりに重要な役回りを演じていた。今回はケーリーやカービーをもしのぐ大事な役をこなしている。

・ドイツ兵達は歴戦の勇者然とした面構えが揃っていて頼もしい。名前が混乱しやすいので確認しておきたい。2人の将校の会見のあとマーカスが振り返って声をかけるのは「ハイスマン、ブルック…クランツ」の順だが、映像は「クランツ、ブルック…ハイスマン、ミュラー」の順。また一人ずつ銃を置くシーンで吹替えではまちがえて「ミュラー」を「クランツ」と言っている。

 マーカス中尉:吹替えでは「少尉」になっているがまちがい、肩章から中尉。
      セミオートのGew43を装備。首に十字章をつけている歴戦の勇者で
      手袋使用も将校らしくてよろしい。
 クランツ曹長:迷彩上着に迷彩カバーのヘルメット。MP40装備。
 ハイスマン:地下室に落ちるが右足打撲で済んだようだ。
 ミュラー:ヘルメットにカモフラージュ。
 ブルック:背が低く小太りだが闘士満々。カービーとけんか。
 その他1名:最初の撃ち合いで腹部に被弾。だが命は取り留める。

・ドイツ軍大尉が死亡したあとの二人のやり取り。ヘンリーが「なぜ協力したんだ?」と尋ねると、マーカスはしばらく考えて「おそらく、この戦いの中で失ったものを求めていた…」と答え、自分の言葉に納得し銃を降ろす。(原語では Parhaps…we'll deem to find that we lost と言っている様だ)映画「プライベートライアン」でたった一人の兵士を助けるために犠牲者を出し続ける中、ミラー中尉やホーバス軍曹が心に描いたのもこれだった。

・子供が実は存在しないことをフランス人が英語で語るが、ここは普通にフランス語で話しケーリーが通訳という流れにして欲しかった。そのあとマーカスがドイツ語で兵士に説明するシーンがつくのだし。

・我が子の死を受け入れられない母親の悲しみ。そしてそれに翻弄されながらもその悲しみに理解を示す敵味方の兵士達。これまでV・モローが監督として選んだ「雷鳴の一夜」や「人間の生命」にも匹敵する命の重さをテーマにした一作。まさにV・モロー好みのストーリー。

●TVあるいはオリジナルDVDのカットシーン

・冒頭から1分20秒ほどカット。実写フィルムでアメリカ軍の砲撃。砲弾の落ちる町でドイツ兵が逃げ惑う映像はほとんど過去のフィルム再使用。砲撃がやんで硝煙の中からケーリー登場。燃えたトラックの横を通り過ぎたところで本編につながる。

・全員武器を置きヘンリーが「地下室探しからはじめよう」と言い、マーカスがドイツ語で指示したあと3分半カット。
みんな思い思いに広がってガレキをどかし始める。時間が経過しあたりは暗くなる。ランプを持ったマーカスが、ドイツ兵を手当てしているカーターに近づき「ひどいのか?」と聞く。「それほどでも…」と答えるカーター。もう一人もランプを持ってきて作業しやすい場所に置く。
みんな無言で作業を続ける。夫人も中央で作業しているが、クランツが「邪魔だから向こうへ行ってろ」と言うのをケインが通訳しヘンリーに伝える。ヘンリーはケーリーに「少し休むように言ってやれ」と指示。夫人はその場を離れる。しばらく作業を続けるが二人の将校は顔を見合わせ「何も見つからないな」とマーカス。「どこかに地下室の入り口があるんだろう」とヘンリー。敵味方入り混じってお互いぎこちない雰囲気を感じながら作業を続ける。カーターも不安げな表情でみんなを見ている。カービーが持ち上げた梁がブルックにぶつかるシーンにつながる。

●ドイツ兵戦死者:1名(砲撃シーン除く)。アメリカ兵戦死者:0名。
●出場メカ:破壊されたウィルスMBジープ。●実写フィルム:米軍砲撃シーン(日本版ではカット)

シーゲル曹長 | NoCut第3シーズン | 13:58 | - | - | - | - |

(90)「復讐の木/The Tree of Moray」(モレイの木)

ノー・カット(NC)輸入版DVDで見る 第3シーズン26話(日本第4シーズン16話)
・お薦め度★ ・迫力度★ ・感動度★★

●あらすじ
ヘンリーは重要な情報を持つフランス人デュヴァルを確保するため、敵の戦線深く進んでいった。しかしかつてデュバルの裏切り行為で多くの市民が死んでおり、復讐を誓うマキの首領エイチエヌと彼の一団は、デュバルを捕らえ縛り首にするためヘンリーの任務を妨害し続ける。ドイツ軍を排除したものの、デュヴァルをめぐって一触即発の場面を向かえるが、ヘンリーの説得に応じエイチエヌはデュヴァルを引き渡す。

●出演レギュラー:ヘンリー、カービー、ケーリー、リトルジョン
  ゲストスター:ロバート・ロジア(マキ首領・エイチエヌ)
 その他の出演者:
  エミール・ジネスト(デュヴァル)…「爆発1秒前」「もう帰ってこない」でもフランス人
  ロバート・エレンスタイン(連絡員ルネ)

●感想&コメント

・ボート上でのセリフでは、ケーリーはデュヴァルを知っているようだ。

・マキ(フランス抵抗組織)一団の銃は様々でリーダー・エイチエヌは英軍のステンサブマシンガンを持っている。しかしM‐1ガーラントが混じってるのは疑問で、ドイツ兵のKar98kにしてほしかった。

・案内人ルネにドイツ軍の制服を着せるのは無謀で、アメリカ軍が強要するのは問題。つかまったらスパイ扱い。

・ドイツ軍検問所の将校にトム・ペイス。中盤の戦闘にウォルト・デイビス。

・中盤の戦闘で負傷し腕をつっている金髪の男は、ちょび髭をつけて変装しているアール・パーカーだと思う。丘の上で撃たれて激しく転げ落ちる。(ただしその直後のエイチエヌのアップ映像では後にいる)

・デュヴァルと銃を奪って走り行くトラックの右を見ると大きな岩があって、ここは前回の「岩の上の敵」の撮影場所のようだ。

・状況は二転三転するが、最後はヘンリーのねばりにエイチエヌはデュバルを引き渡す決断を下す。しかし復讐心は消えず、「許す」という結末にはなっていない。

●TVあるいはオリジナルDVDのカットシーン

・タイトル映像のあとしばらく歩きながら話し、追うエイチエヌたちが映り、再度ヘンリーたちが歩くシーンのあと2分ほどカット。
歩きながら「あとどのくらいなんだ?」と聞くヘンリー。ルネの「もう少しです」の答えに立ち止まり「どのくらいの距離なんだ」「もうあと少し…11時に落ち合う予定です」場所を言おうとしないルネを問いつめるヘンリーだがルネは「デュヴァルは私以外の誰も信用していない」と言って答えようとしない。「〜私が来たのはドイツ語も話せるからなんです」などと言う。しかしヘンリーにさらに問いつめられ「…この先のサンクロアの水車小屋です」と明かす。
出発してしばらく歩く。追うエイチエヌたちの映像。少し行くとヘンリーは後方からつけてくる気配を感じとり立ち止まる。「エイチエヌですよ、言ったでしょ」とおびえた表情のルネ。そこからまた歩いた後エイチエヌたちを待ち伏せるシーンに続く。
 (ルネの話す英語はフランスなまりがすごく聞き取り困難!この程度で勘弁を。とにかくルネという男はデュヴァルの仲間であって、同じくエイチエヌたちを恐れているらしいことが感じ取れる)

・デュヴァルとトラックと銃を奪われ、ヘンリーの「モレイへ行く。森を突っ切れば3キロちょっとだ」のセリフのあと2分少々カット。
 「丘を越えてモレイに先回りし、デュヴァルを取り戻すんだ」とヘンリーは説明する。ケーリーが奪われた皆の銃を拾って戻ってくる。すぐ左手後ろの丘をまっすぐ登り、さらに丘の上を進む映像。町に入り広場の大きな木にたどり着く。下から見上げた枝の映像に続く。

●ドイツ兵戦死者:18名。アメリカ兵戦死者:0名。フランスレジスタンス戦死者:1名
●出場メカ:カーゴトラック、ドイツ軍で。
●実写フィルム:なし

シーゲル曹長 | NoCut第3シーズン | 13:56 | - | - | - | - |

(89)「岩の上の敵/The Long Wait」(長い待機)

ノー・カット(NC)輸入版DVDで見る 第3シーズン25話(日本第4シーズン4話)
・お薦め度★★ ・迫力度★★ ・感動度★★

●あらすじ
重傷者と弾薬を載せたトラックに護衛で同乗したサンダースたち。途中ドイツ軍の重機関銃チームに行く手を阻まれ苦戦を強いられる。運転手のアーティーは重傷者の存在をサンダースに繰り返し訴えるが、無理な突破で危険をおかすわけにもいかない。ついに重傷者の一人が死亡し、無理な戦闘でカービーも重傷を負う。やっと戦車が来るが、釘付けのサンダースのために砲撃できず。その時アーティーは身を挺してサンダースを脱出させ、戦車の一撃でドイツ軍陣地を吹き飛ばす。

●出演レギュラー:サンダース、ヘンリー、カービー、ケーリー、リトルジョン、カーター
  ゲストスター:テリー・カーター(運転手アーティー)
 その他の出演者:ウィリアム・ウェルマン(戦車長ブライス軍曹)
            「落ちた偵察機」に出演。ドイツ兵役?

●感想&コメント

・負傷者と弾薬を一緒に積んでるのは納得できず。弾薬が必要なのは最前線で、重傷者は後方の病院へ送るはず。

・ケーリーとリトルジョンがわきに回り、ドイツ兵が気づいてもいないのにあきらめて帰ってくるのは納得いかない。

・林の中を走ってくる戦車の映像は「わが心との戦い」のもの。

・被弾したカービーが珍しく弱音を吐くシーンが見れる。

・ドイツ軍が手榴弾を持ってたら、サンダースはいちころだった。

・子供の頃のヒーローはいつもサンダースだったが、このエピソードに限っては戦車長がかっこいいな、と思った覚えがある。

・戦車が到着しても冷静に戦い続けるドイツ軍。対戦車兵器も無く、援軍もあてにできそうにない状況でふみ止まる姿はあっぱれ。

・アーティーがサンダースを助けに行く前にトラックの中が映るが、一人足りない。(最初に戦死したウェイバリー)

・サンダースに食ってかかるアーティーの存在は時にうっとうしいが、最後は息を合わせて脱出に成功する。間髪いれずに戦車砲で始末する展開は見応えあり。

・肩を撃たれたアーティーが何の手当てもせず運転するラストはちょっと雑。

・黒人俳優の出演は初めて。第二次大戦においても黒人の地位は低く、戦争映画でも運転手やコックの役柄がほとんど。しかし少数だが歩兵部隊や戦闘機パイロットも存在した。ちなみに新しいところでは、「パール・ハーバー」でコック、「ジャスティス」でパイロット、「セントアンナの奇跡」で黒人歩兵部隊を見れる。

●TVあるいはオリジナルDVDのカットシーン

・冒頭から戦闘シーン中心に3分強カット。
「戦争嫌い」をメインにさまざまなフィルムを再使用。かなり雑な編集で、サンダースが街路を歩いたかと思うと家の中から射撃し、すぐ橋の上を匍匐前進し、最後は墓石の影から連射して終了する。背のうもしょってたり、しょってなかったりごちゃまぜ。トラックが疾走する映像(「戦車対歩兵」)。運転席のサンダースとアーティーが映り、荷台にいるケーリーや負傷兵たち。大きな岩の陰から出てきたトラックはゆっくりカーブを切って進むとドイツ兵から射撃を受け、フロントガラスが割れ前輪がパンクする。直ちにバックさせ、サンダースが飛び降りて本編に続く。

・アーティーが自分のことを話しサンダースに「冷たい計算だけですか」と聞き「ああ、しかたがねぇだろ」とサンダースが答え、再度アーティーとサンダースの表情をとらえたあと40秒ほどカット。ドイツ兵、ドイツ軍陣地から見晴らす景色、構えるケーリーとリトルジョン、うろうろするサンダースが交互に映る。再びドイツ陣地からの景色が右に流れ、サンダースが無線で戦車(ドラゴン6)に通信を試みるシーンに続く。  (ただただ待たされている状況を描写している)

●ドイツ兵戦死者:4名。アメリカ兵戦死者:1名。
●出場メカ:G.M.C.カーゴトラック、M41、アメリカ軍で。
●実写フィルム:なし

シーゲル曹長 | NoCut第3シーズン | 14:56 | - | - | - | - |
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