第2シーズンをふりかえる・その4

ノー・カット(NC)輸入版DVDで見る  さらにまとめ

 ●コンバットで描かれた時期を推定する
コンバットは全152話ですが、最後のカラー作品になってもフランスの町や村が舞台になっています。そこでコンバットで描かれているのは一体いつからいつ頃までかを推定したいと思います。

 ・史実における米軍の主な動き  1944年
6/6 ノルマンディ上陸(作戦名オーバーロード)
 /27 シェルブール占領、コタンタン半島ほぼ制圧。
7/25〜コブラ作戦でサン・ロー突破…戦線に大きな穴が開き米軍快進撃。
 /30 アブランシュ占領
8/15 南フランスにも上陸(作戦名ドラグーン)
 /13〜19 ファレーズ包囲戦。独軍はコブラ作戦で突破した米軍を分断しようと
     モルタンから西方に攻勢に出たが頓挫。北はファレーズ、南はアルジャンタンから
     挟み撃ち。*
 /25 パリ解放。パットンの第3軍はセーヌ川に到達。
9/10 ベルギー南部を通過、ドイツ領内(ライン西岸)に入る
 /17〜マーケットガーデン作戦でオランダを進撃、ライン川まで。
     (ただし米軍は空挺のみ参加、地上軍は英軍)
 
戦線の担当地域は、ほぼノルマンディ上陸時の並びのまま内陸へ進攻後、東へ(ドイツへ)大きく左旋回した形となり、海岸線からベルギーまでを英軍(及び英連邦各軍)、ベルギー南部あたりから南が米軍となっています。
9月の始めの時点でも最も南の部隊はフランス国内でしたが、サンダースたちはたびたび英軍と遭遇しているので、米軍の最左翼(北側)にいたと思われます。そうすると9月の始めにはフランスを出ていることになります。
コンバットで描かれている時期は6月から9月の初めまでの約3ヶ月間(90日!)と推定でき、ドラマで描かれた日数の方が長くなってしまったわけです。
 *(11)「脱出の道なし」で捕虜になったヘンリーが「攻撃はファレーズか?アルジャンタンか?」と尋問されるシーンがある。

 ●第2シーズンの名作をピックアップ 
例によってエピソードごとに私がつけた★合計をみます。カットシーンをチェックしなかった1回目と今回とで少し変化があります。

★9:(39)戦争嫌い、(47・48)停車場の3日間
★8:(51)雷鳴の一夜、(64)人間の生命
★7:(33)だが明日は来る、(35)老兵は死なない、(40)仮面のドイツ兵、
   (46)落ちた偵察機
★6:(42)もう敵ではない (61)戦争と植物学、(63)歴戦の小隊長

第1シーズンからさまざまな変化を経て、人間ドラマ・アクションドラマとして充実度は増し、上記★9と8の4作品でほぼ完成形が出来たと思います。

第3シーズン以降、個々の作品の良し悪しはありますが基本的なスタイルに変化はありません。また、出演メンバーに着目すると、ブロックマイヤーやベイカーもいて、さらにビリーが加わった第1シーズン後半。あるいは衛生兵がカーターに交代、ビリーも多数出演した第2シーズンが最も楽しかったなと思います。

 ●第2シーズンのまとめ

戦闘シーンの迫力や兵隊たちの描写のリアリティは増し、コメディタッチは激減。前後編ものが二つ、V・モロー監督作品、大スターのゲスト出演など、第1シーズンの成功を受けてぐっとスケールアップしました。
ヘンリー一人だけの特殊任務といった無理な設定は減り、純粋に戦場での物語が中心で、レギュラーメンバーの設定や演技も安定してきて安心して見れました。戦車の登場が少なかったのは、兵士だけでも迫力ある戦闘シーンを描けるようになったからとも思えます。
その反面、出演者を極端に少なくしたり、同じテーマの繰り返しや流用フィルム使用など、明らかに手を抜いた作品(★4以下の作品…14作!)もあり、秀作との大きなギャップを感じさせられたのも第2シーズンの特徴です。 

シーゲル曹長 | NoCut第2シーズン | 14:41 | - | - | - | - |

第2シーズンをふりかえる・その3

ノー・カット(NC)輸入版DVDで見る 第2シーズンまとめ

 ●上級司令部の描写が減少

これも第1シーズンから大きく変化したことの一つ。
(54)「人質の3人」でK中隊本部が出た時は事務をやっている曹長と伍長だけ。中隊長ジャンペル大尉本人が登場するのは(37)「遠い道(後編)」のみ。このあと中隊長はジャンペル大尉に落ち着く。

●女性の登場するエピソードも減少

・女性や子供が重要な役柄で登場するエピソードは、
フランス市民…(33)だが明日は来る(35)老兵は死なない(38)遥かなる原隊(45)3対3対3(53)将軍と兵隊(55)二人の軍曹(60)戦場の悪夢(61)戦争と植物学
修道女…(41)不信心部隊
子供…(43)小さな情報部員(45)3対3対3(47、48)停車場の三日間
あわせて(前後編ものは一つとして)11話。第1シーズンでは19話でしたから“コンバットは男達の物語”なイメージは第2シーズンでかなり強まったといえます。

 ●具体的な地名の減少

具体的な地名や連合軍の進撃状況の説明がほとんどなくなったのも、第1シーズンとの大きな違い。“第1シーズン”の人気を受けて再スタートした“第2”なので、もはや時間軸の構成にこだわるのも無理ってことでしょうか。以下に気がついた地名登場シーンをあげてみましたが、矛盾点も見られ、綿密な考証のもと使われたとも思えません。「コンバット!」はあくまで“フランスのどこかで起きたであろう兵士たちの物語”となりました。

(40)パリはすでに解放されている様子。(42)ル・マンのドイツ軍降伏。(45)部隊はルーアンへ移動の模様。(50)“カランタン52km”の標識。(58)サンダースの弟が沖縄で行方不明の情報。

  ●レジスタンスの登場は(33)(50)(55)の3話で、意外と少なかった印象です。

 ●イギリス軍の登場は(47・48)「停車場の3日間(前・後編)」のみでした。

 ●装備、小道具について

やたらライフルに銃剣をつけているなど不自然な描写は、第2シーズンに入ってなくなった。その反面、胸にぶら下げていた手榴弾や首からぶら下げていた双眼鏡ケースなどの小物は軽視され、ほとんど省略されたのは残念。
ところで背中の装備〜背のうやスコップなどをごっそりつけてる時と、つけていない軽装備の時があります。前者は任務自体が部隊の前進を伴う時、後者は駐屯地などにしばらくいてそこからパトロールなどに出る時と、エピソードによって使い分けているようなので、そこも気にしつつ見たいところ。

 ●映像と合成音について

過去の映像の再使用がとても多いことを再認識。限られた予算の中でのアメリカ的合理主義が生んだアイデアでしょうか。また同じ撮影場所が繰り返し使われていて、アメリカと言えどもそれほど広大な敷地が使えたわけじゃないんだなと。最多使用の町のセット、位置関係もだいたい覚えてしまいました…よね。
射撃音や爆破音には合成音が多いことも発見。ヘンリーのカービン銃や、カービーのBARは特徴的な射撃音の違いが楽しみでしたが、たまにマシンガンにのライフル音が使われていたり。また森のシーンで手榴弾が爆発した時、街のシーンのように破片がカンカン〜と地面に振ってくる音がすることがあります。

シーゲル曹長 | NoCut第2シーズン | 16:54 | - | - | - | - |

第2シーズンをふりかえる・その2 

ノー・カット(NC)輸入版DVDで見る ドイツ軍について
 
 ●判明した最多出場(?)ドイツ兵

第1シーズンから第5シーズンまで出ずっぱり、ほとんど無名のドイツ兵として死んでゆく俳優“アンジェロ・デ・メオ”…実は(143)「みなしご達」で休暇をもらったリトルジョンを拾うジープの運転手役で名前が表示されていたのに見落としてました。名前からしてイタリア系のようで濃い顔してます。単に出演回数でみればウォルト・デイビスより多いかも。ざっと第2シーズンを見直したところ9回くらいは出てます。運転手役も多く、特にバイク(サイドカー)の運転が得意そう。

 ●兵士の装備について

・珍しいモーゼルGew41とカービンGew43 (Gew41を軽量化し生産性向上を図ったものがGew43)
これらのセミオートライフルは構造が複雑で生産数も少なく、命中精度はモーゼルKar98より劣っていたそうです。他の戦争映画でほとんど見かけませんがコンバットではよく登場するので、この銃の使用は逆に見所といえます。(64)「人間の生命」ではGew41が登場しましたが、それ以外はほとんどGew43です。

・サブマシンガンMP38と(同じく生産性向上した)MP40と変なダミー銃。
シュマイザーの呼び名で有名なドイツ軍のサブマシンガンですが型違いがいくつかあり、コンバットでよく使われるのはMP40のほう。射撃できない撮影用のダミー銃は折りたたみ式ストックが常にたたんであって、肩当部分がマガジンに引っ掛けてあるというへんちくりんな銃です。銃本体の形もぜんぜん似てないし。(46)「落ちた偵察機」(54)「人質の3人」参照。

・たった一度だけのパンツァー・ファースト使用。(39)「戦争嫌い」参照。

・腰につけてる装備
腰のベルトにつけている装備は基本的に弾薬ケース、水筒、ナイフ、雑のう(小物入れバッグ)ですが、これらも撮影用の急造品のようです。雑のうは薄い生地で作られていてほとんど何も入れてないので折れて中央に寄ってしまってることもあります。弾薬ケースはライフル用とサブマシンガン用の二種ですが、時々持ってる銃と合ってない事あり、あんがい適当。また第2シーズンから、変な横長の四角いケースが登場しました。変なかっこです。

 ●戦闘親衛隊(SS)の登場
通常のドイツ軍(国防軍)に対し、血も涙もない非情な集団という型にはまった描き方をされています。(36・37、42、54、62)

 ○登場メカについて
プラモ少年だった私たちにとって戦車などによるアクションはコンバットの魅力の一つでした。戦車は同じものを独軍と米軍で使い回しでしたが、子供心にも「テレビだから仕方ない」って心得ていて、うまく気持ちを切り替えていたんですよね。

・戦車
第1シーズンで登場したM48はなし。M41だけの登場となった。意外といえば登場回数は2回(39、51)だけ。第1シーズンは11回だったからずいぶん減りました。(フィルム流用によるものは他に2回ほどあった)そのほか一度だけ(33)「だが明日は来る}で自走砲M52が登場した。

・ハーフトラックM3(ないしM4 )
 米軍で1回(51)のみ。それも破壊されているもの。
 独軍で3回(41、42、50)ただしすべて(18)「逃げた奴ら」の再使用。

・回転銃座付ハーフトラック:独軍のみ5回。(35、47、51、53、58)

・その他の気になったメカ
 独軍としてチラッと登場した野砲(105ミリM3榴弾砲?)(49)
 不時着したP38の残骸。(46)

 ○実写映像について

ドイツ軍の戦車や航空機はなぜノルマンディ上陸以前の古い映像が多いのかについて、当たり前の理由に今頃気づきました。戦車部隊や急降下爆撃機、あるいは列車砲など、ポーランド〜フランス侵攻、東部戦線初期のものがほとんどです。つまりこれらはドイツ軍が威勢良かったころの映像ということです。映画館などで国民の士気を鼓舞するため、ニュース映画用に録ったものというわけです。
1944年以降はドイツ軍は防戦一方で制空権も失い、車両の移動は夜間のみ…なんて惨めな状況でしたから映画撮影どころではなくなり、記録映像が極端に少なくなったわけです。だから年末に久しぶりの攻勢だぁ!ということでバルジ大作戦の戦車部隊の映像なんかは残ってるということです。(55)「二人の軍曹」参照。

シーゲル曹長 | NoCut第2シーズン | 16:26 | - | - | - | - |

第2シーズンをふりかえる・その1

ノー・カット(NC)輸入版DVDで見る レギュラー陣とゲストスターたち

 ●レギュラーメンバーについて

・主役はサンダースにシフト
出演回数をざっと数えたところサンダース、ヘンリー共に24回。このうち明らかに主役がサンダースと思われるもの20回、ヘンリー6回でした。第2シーズンに入って「主役はサンダース」のイメージが定着したといえます。腰のバッグをつけてたりつけてなかったり。(58)海兵隊に従軍中の弟がいることが判明。

サンダース、ヘンリー以外のレギュラーが活躍したエピソードで印象に残るものは
(44)「地下室の分隊」…リトルジョン。ビリーがピンチとなり命令に反して勝手な行動をとる。
(45)「3対3対3」…カービー、ケーリー、ビリー。ドイツ兵が登場せず、町の女の子を追い回すというとほほな一話。
(54)「人質の3人」…カーター。サンダースたちを助けるために一人奔走。唯一ドイツ兵を殺すエピソード。 

・カーター登場!
最も大きな変更点は第1シーズンの衛生兵ドクがカーターに替わったことです。カーターはご存知のように第5シーズン最後までレギュラーとなります。カーターと言う呼び名は日本で独自に本名コンラン・カーターからつけたもの。原語では第1シーズン同様“ドク”だった。(54)南部アーカンソー州出身と判明。

・カービー最多出場!
出演回数だけ見てみると、カービー28回、ケーリー25回、リトルジョン20回、カーター18回、ビリー15回…で、なんとカービーが(サンダースを抜いて)一位!
第1シーズンではサンダースに食ってかかるような場面が多かったが、信頼関係もでき頼れる分隊員になった。BAR装備も定着。(35)ではBARの2脚を広げて使用する珍しいシーンも。だが一回だけ(59)M-1ガーラントライフル使用。(59)母と妹がシカゴ在住。

・ケーリーは第1シーズンからしっかり人物像が出来ていて、特に変化なし。
(34)戦争が終わったらフランスに残ろうかと考えたりしてる。(58)妹に子供ができたとの手紙で、叔父になった。

・リトルジョン
ビリーとの名コンビでは兄貴分だが、へまをしでかす場面(34、37、39)も増えた。(61)で弟がいる ような発言。

・ビリーネルソン
一番年下で頼りないふんいきを漂わせているが、戦闘が始まると立派にやっている。(34)サンダースとビリーだけが無傷で残ったこともあった。(61)「戦争と植物学」の出演が最後で降板した。

 ●準レギュラー陣はほぼ消滅

第1シーズンで同じ名前で何回か登場した分隊員も、第2シーズンではほぼ消滅。以下に見るように同じ名前で登場したのはデイビスだけでした。準レギュラーの中ではもっとも特徴のない兵士なので不思議です。

・デイビス(ビル・ハーロー):(35)「老兵は死なない」(38)「遥かなる原隊」(45)「3対3対3」の3話に登場。ただし(35)ではエンドクレジットで“ニック”となっており、セリフもなかった。

・クラウン(アーノルド・メリット):(36)「遠い道(前編)」コールという名で登場。セリフもあったがあえなく戦死。(ただし吹替えではクラウンにしていた)

・ベイカー(デニス・ロバートソン):(63)「歴戦の小隊長」ブロンソンという名で登場、戦死。

・ブロックマイヤー(フレッチャー・フィスト):(64)「人間の生命」バーネットという名で登場、戦死。

 ●ゲストスターが派手!

日本のテレビドラマでも歌手や人気タレントがゲスト出演するというのは普通になりましたが、コンバットはまさにその走りかもしれません。第1シーズンでもゲストスターの出演はありましたが、第2シーズンでは私たちにもなじみの世界的映画スターが確実に多くなりました。

印象に残ったゲストと他の出演作品
(34)リー・マービン:最前線物語、太平洋の地獄、特攻大作戦
(35)エディ・アルバート:史上最大の作戦、攻撃、ローマの休日
(36・37)リチャード・ベースハート:原潜シービュー号
(39)ニック・アダムス:「怪獣大戦争」('65日米合作、ゴジラ6作目)
(40)ジェームズ・コバーン:戦争のはらわた、大脱走、荒野の七人
(42)レナード・ニモイ:スタートレックシリーズ、スパイ大作戦
(46)ジェームズ・カーン:遠すぎた橋、ゴッドファーザー
(51)ウォーレン・オーツ:ワイルドバンチ、続・荒野の七人、ダンディー少佐
(62)ガイ・ストックウェル:ボー・ジェスト

この他、エディ・アルバート、ニック・アダムス、ウォーレン・オーツはTVシリーズ「アウターリミッツ」「トワイライトゾーン」などでもよく見かけます。(日本タイトル「ウルトラゾーン」「ミステリーゾーン」)

その「トワイライトゾーン」にも戦争ものが数本ありますが、中でも「幻の騎兵隊」は傑作です。アメリカ本土で演習中の陸軍の戦車(M5スチュアート)がタイムスリップしてカスターの第7騎兵隊に合流するという「戦国自衛隊」のもとねたみたいな一話ですが、その戦車兵役でウォーレン・オーツと(131)「新兵と手紙」のランディ・ブーンが共演しています。

「怪獣大戦争」はゴジラ、ラドン、キングギドラの3大怪獣が出るやつで、映画館に連れて行ってもらったの覚えています。ニック・アダムス見てたんだ〜って感無量。でも'68年に急死(死因不明)したそうです。

シーゲル曹長 | NoCut第2シーズン | 15:57 | - | - | - | - |

(64)「人間の生命/The Grory Among Men」(人間の栄光)

ノー・カット(NC)輸入版DVDで見る 第2シーズン32話(日本第3シーズン1話)
・お薦め度★★★ ・迫力度★★ ・感動度★★★

●あらすじ

サンダースたちはドイツ軍の機銃陣地の待ち伏せにあい、一人戦死、一人負傷。救出不能な場所に置き去りにされたその負傷兵は、分隊内の嫌われ者メイソン。本隊からは退却命令が来るがメイソンを慕う若いラズロが反抗、隊員達も置き去りにすることにちゅうちょする。そうこうする間に状況は悪化し、さらに犠牲者を出してしまう。どうすべきか?嫌われ者一人の命のために…。

●出演レギュラー:サンダース、ヘンリー、カービー、ケーリー、リトルジョン、カーター
 その他の出演者:
   エディー・ライダー(嫌われ者メイソン)、
   ピーター・ヘルム(メイソンを慕うラズロ)
   バーナード・ケイツ(ドイツ語堪能なハッカー)
   フレッチャー・フィスト(バーネット)
   ヘンリー・ブラント(ドイツ軍指揮官)…(138)(139)にも出演。 

●感想&コメント

・ヴィック・モロー監督作品である!心して見るように!

・珍しくケーリーが切れてけんか始まる。

・今回も懐かしい顔…第1シーズン準レギュラー・ブロックマイヤー登場。しかし名前はバーネットで最初の一撃であっさり戦死。

・ドイツ兵はMG42装備のうえ全員セミオートマチックなので撃ち合いが派手。これまで細かくチェックしなかったが、指揮官が持っているGew41と右端の兵士のGew43の二種が使われている。

・ドイツ兵は全部で5名。2人が側面に回った後一回だけ陣地で5人が射撃する映像が入るがこれは間違いだろう。

・卑怯者メーソンの唯一の信奉者ラズロ。最後までその理由は明かされないが、こういう奴も必ずいるものだ。サンダースに銃を突きつけるがその後泣き崩れる。そしてカーターも使命感を持って危険な行動を買って出る。そして若いラズロが犬死するまでが前半の山場。

・脇に回ったドイツ兵のさらに後ろに回り込めるのなら、敵本隊の後ろにも簡単に回り込めそうだがそこは目をつぶろう。

・人質交換要員にされたドイツ兵はポール・ブッシュ。いつもは指揮官役が多いのでちょっと違和感。

・サンダースがハッカーにピストルを渡す場面、「ピストル持って行け」と言うが、原語では「Take my fourty-five(俺の45口径を持って行け)」渋い。

・その人質役のドイツ兵もろともハッカーは撃ち殺されてしまう。機銃手は独自の判断で勝手に撃ち指揮官はそれを責める。この描写は理解しにくいところ。敵の分隊を釘付けにするために味方一人を犠牲にする、ということで指揮官が射撃を命令する方が自然だと思うが。

・2人目の犠牲者…メイソンを最も嫌っていたハッカーが死ぬ。カービーの問いにサンダースも答えられない。ここがこのエピソードの山場だ。たった40分程度のテレビドラマなのにこの重々しさはみご!

・いよいよ最後の決死の攻撃。ケーリーはヘルメットをベレー帽にかぶりなおし、サンダースは認識票を口にくわえる!

・助けてもらったメイスンの態度に全員言葉も失う。しかしサンダースの一言でみな顔を見合わせ納得する感動のラスト。だがヴィックモローの表情が今ひとつ。もう少しためが欲しかったし、笑顔が…。サンダースは普段笑顔を見せることが滅多にないせいか、ここは他の4人の表情の方が勝ってるような気がする。

●TVあるいはオリジナルDVDのカットシーン

・ハッカーが「メイソンはもともとそういう奴なんだ、勝手なんだ」と言ったあと1分弱カット。助けを呼ぶメイソンの声。「何とかしてください」とサンダースに懇願するラズロ。「考えているんだ」とサンダース。「カービー、リトルジョン、援護しろ。カーターはここに残れ。あとは俺と来い」と言ってから飛び出すシーンに続く。

・前進したものの釘付けになり、ラズロが「何もしてないじゃないですか」とサンダースを責めた後のシーン。ドイツ軍の激しい連射。ケーリーがラズロに「黙って軍曹の言うことを聞け」と怒鳴る。ハッカーがまたメイスンの悪口をラズロに向かって「坊や、ああいう奴には注意しろよ。他人を踏み台にする奴だから」と。サンダースは「このままじゃどうにもならん。カービー!リトルジョン!援護しろ!」そのあと「今だ!」の号令で全員元の位置へ引き返す。40秒程度。

・夜になってもう一度トライしようとサンダースとカービーが出て、ドイツ兵指揮官がその動きに気づいたあと2分15秒ほどカット。
指揮官は一発目の照明弾を上げる。サンダースはカービーに「動くな(Freeze!)」と叫ぶが容赦なく撃ってくるので退却。サンダースはもうこれ以上は無理だと判断。全員這って後退始めた時メイソンの助けを呼ぶ声。
サンダースは悩むが「みんな道はわかるな…行け」と命令し自分だけ引き返す。カービーも思いとどまりサンダースの元へ。リトルジョン、ケーリー、カーターも続きサンダースを囲む。「もう一度だけやりましょう」とリトルジョン。サンダースも小さく微笑み「…もう一度」とうなづく。そのあとにカービーの「正面からは無理です。照明弾上げられたら…」のセリフ。(ここはカットしちゃだめでしょ!)

●ドイツ兵戦死者:5名。アメリカ兵戦死者:3名。
●出場メカ:なし ●実写フィルム:なし

シーゲル曹長 | NoCut第2シーズン | 13:55 | - | - | - | - |

(63)「歴戦の小隊長/Command」(指揮)

ノー・カット(NC)輸入版DVDで見る 第2シーズン30話(日本第3シーズン4話)

・お薦め度★★ ・迫力度★★ ・感動度★★

●あらすじ

ヘンリーが負傷したので臨時のダグラス少尉がやってくる。ドイツ軍の仮設橋を爆破する任務だったが、少尉は部下に異常に厳しくひたすら任務にまい進。自分が率先して行動するやり方は部下への信頼欠如で、分隊員たちともぎくしゃくしてしまう。サンダースは抗議するが聞き入れられない。協力者のフランス人がドイツ兵に殺され任務達成は危うくなるが、そこでダグラス少尉の過去が明らかとなりこれまでの行動の謎も判明。サンダースの説得で少尉は立ち直り橋の爆破にも成功する。

●出演レギュラー:サンダース、ヘンリー、カービー、ケーリー、リトルジョン
  ゲストスター:ジョゼフ・カンパネラ(ダグラス少尉)…(19)英雄の条件
 その他の出演者:
   チャールズ・ジョルジ(フランス人アントン・バイヤール)…(90)復習の木
   ルイ・メルシェ(アントンの父ジャン)…(7)交戦中行方不明

●感想&コメント

・ジョゼフ・カンパネラは二度めの出演。今回は士官で貫禄充分。オープニングタイトルでは名前の表示がないが、エンドクレジットではゲストスターとされている。

・懐かしい顔発見!分隊の中に第1シーズンの順レギュラー、ベイカーがいる。しかし名前はブロンソンで、最初の戦闘で狙撃兵をしとめたあとMG42の餌食に。悲しい。

・最初の戦闘で狙撃兵にアール・パーカー、機関銃手にウォルト・デイビス。最後の戦闘で手榴弾を投げて返り討ちにあうドイツ兵にアンジェロ・デ・メオ。

・戦闘のあともケーリーをはじめライフルを肩にかけて歩いている兵がいるのは不思議。

・戦闘は極力避けよ…ということで3人のドイツ兵をやり過ごすが、直前に派手に撃ち合ったばかり。

・サンダースが分隊員をかばって少尉に抗議する場面は見所。サンダースは士官学校出ではないしいかにも現場のたたき上げという感じだが、その口調は激しくも節度をわきまえた正しい言葉遣い。きちんとしたしつけの家に育ったと思わせるもの。

・天候のせいで空軍は使えない、という設定だがずっといい天気。夜は満月。

・「コンバットクロニクル」でこのエピソードは「また一人減った」のパクリだと書かれているが、確かにカービーが捻挫するのも、爆破する橋も同じ。サンダースが川に入ってからの映像はフィルム再使用。冒頭で橋の付近に集結するドイツ軍(トラックやハーフトラック)の映像も。ダグラス少尉がなぜ部下に厳しく、何もかも自分でしようとするかの謎が解けるくだりがみごと。サンダースに諭され、部下を信頼することを思い出すラストシーンは感動的。

●TVあるいはオリジナルDVDのカットシーン
・タイトル音楽の後、地図を見ながら作戦説明をするダグラス少尉の顔でスタート。話しながらみんなの方を向いてケーリーたちが映る。時間にしてわずか8秒。

・一休みして少尉の「2分後に出発」のセリフの後2分弱カット。全員凍りついた表情。サンダースは「準備しとけ」とみんなに言ってからダグラス少尉の元へ行き最初の抗議。しかし少尉は聞く耳持たず「もういい、出発だ」と言って歩き出す。サンダースの合図でみんなも立ち上がる。丘を降りてくる映像。ストップして前方を伺うシーンへ。(その後最初の戦闘)

・最初の戦闘が終わり少尉が「(遺体に)何かかけてやれ」と言ったあと1分半カット。森の中を進む一行。前方に道を発見して立ち止まる。後衛のケーリーとカービーが「ヘンリー少尉だったらなぁ」とぼやく。「ヘンリー少尉はいないんだ」とたしなめるサンダース。リトルジョンが前から来て「少尉が呼んでいます」と言うので集合。「この先はひらけた土地で隠れる場所もない。これまで以上に注意して行くように」と注意。リトルジョンは間抜けな表情でポケットからガムを出してかみ始める。無造作に銀紙を捨てるのを見てにらみつける少尉。サンダースも気づいてふりかえる。みんなも注目しリトルジョンは「すみません」と謝って紙を拾う。出発し、道を歩いてくる3人のドイツ兵を見つけるシーン。

●ドイツ兵戦死者:21名。アメリカ兵戦死者:4名。フランス人:1名。
●出場メカ:カーゴトラック、ダッジWC54(野戦救急車)、アメリカ軍。ダッジWC56、ドイツ軍で。
●実写フィルム:満月の映像は太陽の擬似夜景みたい。

シーゲル曹長 | NoCut第2シーズン | 13:34 | - | - | - | - |

(62)「逆転/Rescue」(救出)

ノー・カット(NC)輸入版DVDで見る 第2シーズン29話(日本第3シーズン8話)
・お薦め度★ ・迫力度★ ・感動度?

●あらすじ

ドイツ軍の猛攻で小隊はばらばらになり、ヘンリーは一人戦場で気絶する。ドイツ親衛隊につかまるが、別の兵がそのドイツ兵を射殺。彼は、自分はアメリカ兵で師団司令部の大佐と共に捕虜になったが脱出して来たという。大佐は足を負傷して動けないが重要な情報を持っており、ヘンリーは二人で大佐を助けに行くことにする。しかし捕虜になった二人はスパイで、アメリカ軍から情報を得るためヘンリーをだましたのだった。

●出演レギュラー:ヘンリー
 その他の出演者:共演者として
  ガイ・ストックウェル(ドイツ兵・ベーコン伍長)…映画「ボー・ジェスト」
  エドワード・ビンズ(ドイツ兵・ジョンソン大佐)…映画「パットン大戦車軍団」

●感想&コメント

・ガイストックウェルは私の子供の頃のお気に入り映画「ボージェスト(1966)」の主演だった。そしてずっと長いことTVドラマ「ギャリソンゴリラ」のレギュラー“ナイフ投げのアパッチ(B・ブーン)”と同じ俳優だと思っていた。ちょっと似てんの。

・コンバットにおいて親衛隊の軍服はいかにも急仕立てだ。ヘルメット及び襟章右側に「SS」、左腕に(何も書いてない)アームバンドがついているだけ。本来は襟章左に階級章。肩章もあっさりしているが、本来は縁取りがあって階級を表す線も入っている。普通(国防軍)の軍服を仕立て直したのではなく、別に作ったようなでき。(後半登場する)士官の軍服はもう少し凝っている。

・ドイツ兵(国防軍)満載のトラックの荷台にアール・パーカーとウォルト・デイビス。デイビスはそのあと親衛隊の捕虜になった米兵役のドイツ兵として再登場。

・親衛隊の指揮官はポールブッシュ。農家の歩哨ハンスにトム・ペイス。親衛隊中尉の写真の役でアンジェロ・デ・メオ。

・殴られたヘンリーの顔が醜くはれ上がってるのにはびっくり。二枚目俳優なのによくぞここまでやりました!

・森の撃ち合いで他のドイツ兵が誰もやってこない。

・ドイツ兵が情報を得るために考えた巧妙な作戦がストーリーの軸だが、ヘンリー少尉は小隊長クラスで情報は知れたものなのに、味方のドイツ兵を殺すのは無理がないか?途中トラックの一団から逃げる場面では、国防軍にはこの作戦が知らされていないことがわかるが、後半3人で逃げる途中、ベーコンが国防軍のパトロールに見つかった時、何の咎めもない。逃走中なのに、大佐が地図を見るためにライターをつけてもヘンリーは注意もしない。またヘンリーがすべてはったりだと態度を変えると、わなにかけようとして丸腰のヘンリーの逆襲にあうという幕切れもあまりにお粗末。ラストに登場するジープの運転手も、近くにドイツ軍がいるはずなのにえらくのんきな感じ。

・ラストシーンで361連隊長はデール大佐、副官はバーンズ少佐と明示される。

●TVあるいはオリジナルDVDのカットシーン
・戦車隊(の映像)を発見したあとさらに歩く二人。ベーコンが「少し休みましょう」と言って腰を下ろす。タバコを出して自分の素性を明かす会話に続く。約1分。

・ドイツ兵の二人が正体を明かしベーコンがヘンリーをわざと逃がした後、森の中を走るヘンリーとベーコンの映像。ヘンリーがジョンソン大佐を見つける直前まで50秒ほどカット。

●ドイツ兵戦死者:3名。アメリカ兵戦死者:0名。
●出場メカ:ドイツ軍でカーゴトラック。アメリカ軍ウィルスMBジープ。
●実写フィルム:米独双方砲兵。米歩兵。ポーランド戦(白十字が目印)の独機甲師団。 

シーゲル曹長 | NoCut第2シーズン | 15:35 | - | - | - | - |

(61)「戦争と植物学/The Short Day Of Private Putnum」(プットナム一等兵の短い一日)

ノー・カット(NC)輸入版DVDで見る  第2シーズン28話(日本第3シーズン3話)
・お薦め度★★ ・迫力度★★ ・感動度★★

●あらすじ

15才という年齢を偽って分隊に来た補充兵プットナム。新兵であることすら偽っていたが、最初の任務で案の定へまをしでかし、ドイツ軍狙撃兵の的になる始末。分隊は狙撃兵の居場所がわからず釘付けとなるが、植物学に秀でたプットナムは自然の木々と迷彩服の違和感から狙撃兵を突き止め、分隊の危機を救う。

●出演レギュラー:サンダース、ヘンリー、カービー、ケーリー、リトルジョン、ビリー、カーター
 その他の出演者:ボー・ブリッジス(プットナム一等兵)
     リリアン・ショーヴァン(酒場の女店主フォーヴェット)

●感想&コメント

・冒頭で新聞の切り抜きが出るが「1944年植物学賞を15才の少年が受賞」という内容。

・吹替えの若干の間違い。
最初の銃撃戦の後の無線連絡でビリーのセリフ「本隊も苦戦」は「第2大隊」…サンダースたちは第3大隊なので。機銃陣地との戦闘のあとの無線で「第10師団の機銃座をやりました」は「第10連隊」

・なぜプットナムが大人びた態度をとろうとするのか、なぜ15才の少年が兵役につけたのかがはっきりせず残念。

・プットが15歳とわかった時の分隊員の会話で、リトルジョンは原語では「自分に弟がいればわかるさ」と言っているので弟がいるのかも。

・厳密に考えると、狙撃兵の場所を突き止めても狙撃用スコープ付ライフルと、射程距離の短いサブマシンガンでは、ライフルに圧倒的に分がある。

・4人目の狙撃兵を倒すシーンで最初に釘付けになった時に見た樹木が映るので、見ていてやや戸惑う。

・山の斜面を走り回るサンダースはスタントマンのアール・パーカーだろう。うまく動いているが、5人目を撃つシーンでは顔を正面に向けていてヴィック・モローではないことが見てとれる。

・植物に詳しい人間が、カモフラージュした狙撃兵を発見するということが現実に可能かどうかわからないが、設定としては面白く、子供の頃見た印象も強い。しかしプットナムが背伸びして酒場の女性にたしなめられる場面から、最後の別れのシーンへとつながる流れは、今見るとなかなか味わいがあるもので、子供の頃の印象にはなかったものだ。珍しくコミカルな表情を見せるサンダースも良い感じ。女性が登場するストーリーとしても、他にはない一話。

●TVあるいはオリジナルDVDのカットシーン
・最初の説教でサンダースが「俺は軍曹、分隊長だ。やさしいおばちゃんでも何でもないんだぞ」と言った後35秒カット。立ち去るサンダースの姿と憮然とした表情のプットナム。室内で出かける準備をしている分隊員たちのシーン。髪をとかすカービーを冷やかすケーリー。ハーベイ、ケーリー、ビリーが出て行ったあとプットナムが入ってきて「ここじゃ女の子はどこにたむろしてるんだい?」のセリフに続く。

・酒場から出てきたフォーヴェットとプットナムの会話でプットが後ろを振り返り「言わないって約束してください」と言ったあと1分少々カット。「なぜそんな年で兵隊に?」と聞くフォーヴェット。「友達とか仲間なんかが欲しくて…言わないって約束してください」とプット。「わかったわ、言わないわ」とやさしく答えるフォーヴェット。戻ったプットが本を読んでいるシーン。みんなが戻ってきてプットをちょっと冷やかした後またポーカー始めようとする。後からサンダースが入ってきて「今夜は止めとけ」のセリフに続く。

・最初の銃撃戦のあと無線連絡して再出発したあと40秒ほどカット。ヘンリーのいる部屋にフォーヴェットが入って来て「皆さんはどこに?」と質問。「パトロールだが」と答えるヘンリー。「その任務は危険なんですか?プットナムも一緒なんですか」「ああ、…任務はどれも危険だが、何か?」「いえ、別に」と言って出てゆくフォーヴェット。怪訝な表情のヘンリー。ドイツ軍の銃座に遭遇する直前の丘の斜面を下るシーンに続く。

・パニックに陥ったプットが手に受けたキズを見つめた後1分半ほどカット。なおも駆け上がってゆくプット。銃撃シーン。サンダースの連射でさらにドイツ兵一人倒れる。残りのドイツ兵は機銃を担いで退却。機銃陣地に上がってきたところで「プットはどこだ?」とケーリー。「ハーヴェイと右翼にやったが」とサンダース。そこへ狙撃兵からの銃撃。「ハーヴェィたちを探そう」とその場を離れる。再びフォーヴェットがヘンリーに会いに来てプットが15才だと告げるシーンに続く。

●ドイツ兵戦死者:8名。アメリカ兵戦死者:1名。
●出場メカ:カーゴトラック、ウィルスMBジープ(ラストの夜間シーンは「爆発1秒前」からの再使用) ●実写フィルム:なし

シーゲル曹長 | NoCut第2シーズン | 18:57 | - | - | - | - |

(60)「戦場の悪夢/Weep No More」(もうこれ以上泣かない)

ノー・カット(NC)輸入版DVDで見る 第2シーズン27話(日本第3シーズン10話)
・お薦め度? ・迫力度★ ・感動度★

●あらすじ
ヘンリーたちが偵察で訪れたフランスの農家で、たった独りの若い女性を発見する。恐怖体験で神経に異常をきたしている様子で、何もしゃべらないしただおびえるばかり。一旦司令部に連れ帰り保護するが、逃げ出してしまう。情報部で必要だというので、ヘンリーは単身農家に戻って彼女を発見するが言うことを聞いてはくれない。ぐずぐずしているうちにドイツ軍が現れ危険な状況になるが、何とか隙を見て連れ出すことに成功する。

●出演レギュラー:ヘンリー、カービー、ケーリー
 ゲストスター:アンジャネット・コマー(フランス人女性アネット)
 その他の出演者:
   テッド・ナイト(ドイツ軍軍曹)…「一人だけ帰った」「小さな義勇兵」でドイツ兵。

●感想&コメント

・冒頭の戦闘シーンは「老兵は死なない」などのフィルム再使用。

・ヘンリー、カービー、ケーリーの3人だけで行動しているのも変だが、途中からはヘンリー1人で偵察に行き、2人を置きっぱなしで夜まで勝手に行動する。これまでもヘンリー中心のエピソードはあったが、これはかなり無理な設定。とにかく「小隊長」は小隊を指揮する人なんだから。

・本隊司令部があるのは「戦争嫌い」などでおなじみの橋のそばの二つの家。裏手に救護部のテントを張っている。

・女性がダンスをしているのを眺めたり、その両親を埋葬してやったりしてるうちにドイツ兵がどんどん増えてきて危険な状況になってる。

・その女性は情報部で必要としている、という一応の理由付けもあるがかなり強引。

・なぜかこのエピソードだけドイツ兵がすべて吹替えになってるのが不思議。

・セリフのないエキストラ兵士がやたらと歩いてるのも不思議。  

●TVあるいはオリジナルDVDのカットシーン
・アネットが収容され軍医が「今のところ手の施しようもない」と言ったあと1分半ほどカット。ヘンリーがそばに寄り添うと軍医も近づいて脈を取ろうとするが、アネットは怖がってヘンリーに抱きつく。「君を守り神と思ってるようだな」と言って軍医は出てゆく。少しして落ち着いたアネットを寝かしつけ「すぐ良くなる、安心して休みなさい」のセリフに続く。

・アネットを家に押し戻しドイツ兵2人が家に入ったあと、約3分カット。外の見張りが納屋の物音に気づいて中に入る。壁の穴を見つけるがヘンリーはうまく外へ逃げる。家の中では軍曹が地図を広げいらいら。部屋を移動するとパイプを見つけ、さらに食事の用意が3人分なのでおかしいとアネットを問いつめる。そのあと家の壁にたどり着き窓から中を覗き込むヘンリーのシーン。

●ドイツ兵戦死者:3名。アメリカ兵戦死者:0名。
●出場メカ:米軍トラック、ジープ、ダッジWC51。ドイツ軍でダッジWC56。
●実写フィルム:ドイツ軍砲兵。 

シーゲル曹長 | NoCut第2シーズン | 16:46 | - | - | - | - |

(59)「人間狩り/The Hunter」(猟師)

ノー・カット(NC)輸入版DVDで見る 第2シーズン24話(日本第3シーズン5話)
・お薦め度★ ・迫力度★★ ・感動度?

●あらすじ
サンダースとカービーが二人で偵察に訪れた古いワイン醸造所で、二人のドイツ兵に出くわす。一人を倒したがカービーも重傷。ドイツ兵はそこに砲兵観測所を置き、米軍の位置を味方砲兵に知らせていたが、サンダースもドイツ軍砲兵を発見し見方へ連絡する。ドイツ軍の作戦は失敗に終わったが、残されたドイツ兵はサンダースを倒すためだけの戦いを続ける。サブマシンガンが故障してサンダースはピンチに陥るが、味方の砲撃に助けられ脱出に成功する。

●出演レギュラー:サンダース、カービー
  ゲストスター:アルフレッド・ライダー(ハンターことエリック・ハイズマン大尉)

●感想&コメント

・カービーはM-1ガーラントライフル装備で背中に無線機。ケーリースタイル。

・古い醸造所はいいとしても、遠くに見える山脈はやっぱり違和感。また、たった二人で偵察というのも、ドイツ兵がたった二人の観測班(しかも指揮官は大尉)というのもちょっとあんまりな。

・カービーの母と妹はシカゴ在住。(カットシーンで)ジョージという弟もいるらしい。

・プロのハンターという割にはライフルの構え方がいまいちなのが残念。ボトルアクションライフルなのにセミオートのように撃ちまくるのもずるい。それにこの程度の距離の撃ち合いではスコープはかえって不便。

・マシンガンが故障するとサンダースは珍しくパニックになる。落ち着いて操作すれば直せるかもしれないのに、すぐ捨ててしまうのはありえない。この日に限って、腰にピストルを持ってないって設定もあまりに安易で子供心にもおかしいと思った。しかもそれをドイツ兵が知ってるってのもさらに安易。

・サンダースは、最初に倒したドイツ兵のルガーをなぜ拾わなかったか!
 
・無線連絡を済ませたあとサンダースは屋根裏に上って身構えるが、あの高さから飛びかかろうと思ったのか?

・丸腰のサンダースがどう戦うのかが見もの!…と思いきや結局砲撃に助けられるだけな展開。そしてとにかく二人ともはしごを登ろうとするのも変。

・車をぶっ飛ばして脱出する投げやりなエンディング。サンダースの横顔すら映らないし、おそらくスタントマンだろう。その少し前の低い塀沿いに走ってカービーの元へ戻る場面も、顔が見えそうで見えないから怪しいぞ。

●TVあるいはオリジナルDVDのカットシーン
・ハンターがカービーを蹴って気絶させライフルを折ったあと2分半ほどカット。音楽が切り替わり、建物の映像が映り少し時間が経過した様子。ハンターはサンダースに向かって「8分もたってしまったぞ。カービーはますます弱っているぞ」と繰り返す。それからカービーを起こし「カービー1等兵!カービー1等兵!」とどなるが反応しないのでやさしい口調に替えて「弟のジョージだよ、連絡はしたのか?無線機はどこにあるんだい」と耳元でささやく。少し意識を取り戻したカービーは「連絡しなきゃ、小隊長に連絡を…」と言ってしまう。しかしハンターの顔を見ておかしいと気づき、無線機の場所を言う前にそのまままた気を失う。ハンターははしごの上を見上げ少し考え(上からの狙撃を思いつき)、銃をしまってあった木箱へ向かう。スコープを銃に取り付けるシーンに続く。

・ラストでハンターをはしごから突き落としカービーを助け起こしたあと、カービーを車の後部座席に乗せ、エンジンをかけてスタートするシーンが30秒ほど。

●ドイツ兵戦死者:2名。アメリカ兵戦死者:0名。
●出場メカ:ダッジWC56、ドイツ軍で。 
●実写フィルム:独軍Sd.kfz7(8t)またはkfz8(12t)重ハーフトラックと15cmカノン砲と思われる野砲。運搬状態から砲身をずらして射撃体勢に移るなかなか貴重な映像だが、いかんせん双眼鏡の影がじゃま。米軍砲兵。        

シーゲル曹長 | NoCut第2シーズン | 17:17 | - | - | - | - |
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