第1シーズンをふりかえる−4

ノー・カット(NC)輸入版DVDで見る ストーリーと軍事的内容、そして放送開始50周年!

<ストーリーを見る>
 ○女優の出演
コンバットのイメージ(男の世界!)に反して女性が重要な役割をもって登場するエピソードが多かったと思う。やはり舞台が戦場であってもTVドラマには女性が必要、という意識がまだまだ強かったからではないか。脇役的なものも含めると全体の5割。今後(第2シーズン〜)この比率に変化が出るか注目したい。
女性の登場するエピソード(解放シーンなどの単なるフランス市民は除く)
・フランスレジスタンス:(1)(14) ・フランス市民:(3)(5)(7)(9)(16)(22)(27)(29)
・米軍医療部隊:(12)(18)(25)  ・米軍記者およびフランス市民:(26)
・修道女:(17)  ・英軍:(2) ・独市民:(11)  ・その他:(20)少年、(30)赤ん坊、(32)少女
単純合計で19話。

 ○宗教的テーマ、教会
欧米人にとって宗教(キリスト教)の存在は大きく、コンバットでもよく神父さんや教会が登場した。未知の世界(心の深遠)を垣間見て、子供心にも敬虔な気分を味わえました。(1)(2)(5)(17)

<部隊編成、戦闘場面、軍事行動を見る>
 ○戦況の説明、場面設定
ノルマンディに上陸してから部隊はどのように進軍して行ったかを、ナレーションや具体的地名で紹介することが重要視されていたのも第1シーズンの特徴。しかし(26)(27)の2話で冬の設定(1944年暮〜45年初頭)が見られたあと、また普通にフランス国内での戦闘になっている。実際は45年2月に米軍はドイツ国内に入る。
地名や村名の明示:(1)(2)(3)(5)(6)(11)(12)(13)(18)(22)など10話、日付の明示:(11)(28)

 ○装備の変化〜リアリティにおいておかしいと思われる場面
・初めの頃はどの兵も律儀に手榴弾を胸にぶら下げていたが、次第になくなった。
・ヘルメットのベルトをあごにかけていたり、ぶらぶらさせていたのが次第になくなり、ヘルメットの後に留めてすっきりさせた。
・単なる行軍やパトロール任務でライフルに銃剣をつけている:(5)(6)(8)(18)
・夜のパトロールでクリケット使用:(4)(ノルマンディ上陸作戦で空挺隊が使用した)
・通りの鉄条網除去に円筒形爆薬使用:(19)(ノルマンディ上陸作戦で上陸部隊が使用)
・軽装備でということで?全員M1カービン使用:(7)
・ドイツ降下猟兵による空挺降下:(22)
・挿入される実写フィルム:強力すぎ古すぎるドイツ空軍。同じくドイツ戦車部隊。なぜか米軍参戦前の映像が多い。

 ○重要なやられ役俳優
・ポール・ブッシュとウォルト・デイビス
やられ役ドイツ兵としておなじみの二人だが、第1シーズンの出演は割と少なかった。
ところで私はこの年になるまで不覚にも映画「ニュールンベルグ裁判(1961)」を見落としていたのですが、なんとポール・ブッシュが出演してます!シュミットというドイツ人運転手役で。出番少ないがセリフもちゃんとあります。ついでにこの映画には、(9)「戦火のかげに」に伯爵役で出演したベン・ライトがドイツ人召使役で出ています。

・アール・パーカー:ヴィック・モローのスタントマンとしてアクションをこなしながら、ドイツ兵のやられ役を多数こなす。アメリカ兵役も多く、シリーズが進むに従いセリフのある役も増えた。

 ○イギリス軍登場:(11)(28)

<テーマ音楽をあらためて楽しむ> 
第1シーズンでは2回だけオープニング音楽の違うものがありました。
(20)「小さな義勇兵」イントロが重厚、小太鼓のバランスが大きくマーチングバンド風。
(21)「生きる」フルートなど高音部が強調、全体的に繊細さ増。自分としてはこれが◎


<第1シーズンのベスト作品は?> 
メルマガ発行のたびにつけた★(お薦め度/迫力度/感動度)の数を合計してみたものです。6個以上のものを挙げてみました。

★8…(19)英雄の条件 (20)小さな義勇兵 (21)生きる (31)生きて帰れない
★7…(13)勇者の機関銃  (29)姿なき狙撃兵 (30)赤ん坊と兵隊たち 
★6…(5)わが心との戦い  (15) 一人だけ帰った (23)撃てない兵隊
    (28)敵前逃亡罪      (29)姿なき狙撃兵 (32)残されたもの

どうですか?毎回あまり深く考えずに星をつけていきましたが、こうやって並べてみるとタイトルを見ただけで様々なシーンが蘇る名作ばかりが見事に揃いました。
カットシーンチェックで実に6年ぶりに第1シーズンに戻って見直したわけですが、★の増減が若干あります。(23)撃てない兵隊、(29)姿なき狙撃兵 の2話が★一つ増えています。
さらに私のベスト3は(31)生きて帰れない、(13)勇者の機関銃、(8)3人の新入兵
の3作です。


 *放送開始50周年!〜子供の頃の思い出*

コンバットはアメリカでは1962年10月、日本では同年11月放送開始ということで、今年は50周年なんですね。5歳の幼稚園児だった私も今月誕生日で55歳。長い付き合いになりました…(しみじみ)。
子供のころの私たちは「戦争ごっこ」と称したコンバットごっこをしていました。木の棒を銃に見立て敵の大将を倒すまで戦う…などという原始的なものではなく、ひたすらコンバットを再現するような遊びでした。もちろんリアルなモデルガンは手に入らないので、何も持たず持っているつもりで演技。私はなんといってもサンダースなので、右手でグリップを握り左手は銃身のフォアグリップに添える手つきで、撃つ時は「ダダダダダッ」と声を出します。
当時子供ながらにやられ役のドイツ兵を演じたがる渋い奴もいて、そいつらはジャングルジムとか滑り台の上に陣取り、私たちが近づくと「アメリカ〜ナ!」と叫び機関銃をぶっ放し始めます。側面から後方に回り込むのが見えていても見えないふりをし、手榴弾を放り込むと「バ〜ン」とか叫んで倒れます。そんなことを延々とあきもせず繰り返しました。
やられ役というのも楽しく、私も滑り台の途中からもんどりうって背中から地面に落ちるアクションを覚え、何度もやりました。あの頃の子供たちは、そんな荒っぽい遊びの中で怪我をしないこつを覚えていったものです。
ルールはあってもないようなものなので、たまにトラブルも生じました。ある時撃っても撃っても私が死んでくれないと泣いて抗議した友達がいまして、さすがに唖然と…泣かなくてもよかろうに。子供っておかしいですよね。
当時の私のお気に入りのセリフは「…俺にかまわず退却しろ」というもの。自分ではすっかり忘れていたんですが、中学生くらいになった時に友達から笑い話として聞かされました。

 (第1シーズンをふりかえる〜おしまい)

シーゲル曹長 | NoCut第1シーズン | 21:08 | - | - | - | - |

第1シーズンをふりかえる−3

ノー・カット(NC)輸入版DVDで見る 第1シーズン〜使用武器と登場メカについて

 <使用武器について>
○サブマシンガン M1928A1 (開発者トンプソン将軍の名をとって愛称はトミーガン)
サンダースのトレードマークともいえるサブマシンガン。これを私はM1トンプソンと呼んでいたが間違い!正式名称は、M1928A1。銃身の先端がでかく、射撃時にガスを上に噴出す溝が掘られていて、銃身には放熱フィンがある。チャージングハンドルが銃本体の上部についていて、射程距離が短いのに複雑なリアサイト(横から見ると台形)がついているなどの特徴がある。
これに対しM1A1サブマシンガンは大量生産に合わせ大幅に簡略化されたモデル。銃身先端は小さく、放熱フィンも省略。チャージングハンドルは本体右側面に。リアサイトも固定式のシンプルなものになった。このモデルは映画「プライベートライアン」でトム・ハンクスが使用していてすぐに見分けがつくので、知らなかった人はこの機会にぜひ確認を。
ただこれ以外にも細部が微妙に違うモデルも存在する。またサンダースが使用するのは撮影用のダミー(射撃できず軽く作ってある)の可能性もあるのでさらに違う箇所があるかもしれない。

もともとは戦車兵などの近接防御用に採用されたもので、コンバットでは(3)で戦車長のディン軍曹が使用していたのは正しい。また写真集などを調べると、イギリス軍でもかなり使用していたことがわかるが、スタッフはサンダースのトレードマークとすべくその後は誰にも使用させないことに決めたのだろう。

○BAR(ブローニング・オートマチック・ライフル)
鉄の男カービーのトレードマークともいえる銃だが、第1シーズンではカービー以外の使用がけっこうあった。本来は一個分隊に一人が担当だが、コンバットでは分隊員の人数がいつも定数(12人)よりかなり少ないしBARの使用そのものがないこともあり、あまりこだわっても仕方ない。一応回を追って使用者をみてみると…
ピエール(テオ):(1)上陸時に海岸の戦闘で戦死。
ファーガスン:(7)はじめの方の戦闘で使用しているが戦死する。
グレディ:(13)冒頭で戦死するが、それまでBAR担当だったという設定。
デラニー:(13)補充兵として登場。戦死したグレディの後BAR担当に。
ベイカー:(13)ラストに補充兵として登場。戦死したデラニーの後としてBAR担当に。
         ただしベイカーはその後の出演ではBARを使用しない。
カービー:(20)カービー5回目の出演で初めて装備。しかしこの後またM-1ガーラント
      ライフル使用もある。
その後カービーに定着してずっと続くが、第5シーズンでは(カービーが出演しない時に)マッコールの使用があった。
カービーのBAR射撃スタイルは実にかっこいいが、よく見るとあれでは弾道が定まらず命中率は最低のはず。でもかっこいい。あの撃ち方は誰が考えたのだろうか。シリーズ撮影開始前にレギュラーメンバーは基礎的な軍事訓練を受けたらしいが、カービーは途中から出演なので受けていないだろう。それがよかったのかな。

○M-1カービン
ヘンリー少尉が使用。ライフル弾とピストル弾の中間的な弾丸を使用し小型軽量に設計され、将校や後方部隊の兵士が主に使用した。コンバットではサンダースたちが護衛することになった砲兵観測班だとか、替わりに着任した小隊長、別の隊の分隊長などの使用が多い。

○その他の武器について
・ルイス銃:アメリカ人が設計した軽機関銃だが、主にイギリス軍が第1次大戦から使用。(1)でレジスタンスが保有していたものとして登場。
・グレネードランチャーの使用:(1)ブラドック、(22)カービー(グレネード弾とスモーク弾)

 <登場メカについて>
・ジープをはじめとする車両は、戦後もアメリカ軍が使っていたものが多数登場して楽しめた。
WC51 兵数名を乗せる小型トラック。幌をつけずオープンでの使用が多い。
WC54 救急車として使用。 
WC56 ドイツ軍の指揮官用として多用。ほぼオープン。ドアを取り付け改造しているものもある。
Wikipediaで“Dodge WC series”を調べるとコンバットで登場するこれらの車輌が写真で確認できます。
 
・戦車の使用が多かったのも第1シーズンの特徴。全32話の内11回も登場している。
 M41がほとんどで、ドイツ軍としての使用が半分以上。(1)(6)のみM48が使用された。
・M3ハーフトラック登場:(13)(18)(26)(30)(31)(32)
 同じく米独両軍で使用。そのうち回転銃座付(独軍のみ)は(31)(32)

この回転銃座がついたタイプは謎のひとつで、さまざまな写真集や画像を探しましたが見つかりません。唯一映画「鷲は舞い降りた」の戦闘シーンで銃座がついたタイプが登場しますが、銃座の形は違っています。
一つヒントになるとしたら、搭載機銃をチェックしてみると米軍の50口径M2の場合(31)と、ドイツ軍のMG42の場合(32)があり、しかもMG42に至っては歩兵用の折りたたみ式二脚付(第2シーズン35)まで登場する。
こうなると現用米軍車両を借りてきたというのも変なので、撮影用に改造した可能性が浮上します。それにしてはできがよすぎる感じですが…。

・キューベルワーゲン登場せず。
なぜかコンバットにキューベルワーゲンが登場しない。これは単に撮影に当たって調達できなかったということで、あるもので済まそうということだと思います。戦後敗戦国ドイツの軍用車両は各地で酷使され、スクラップされたそうです。60年代後半から戦争映画ブームとなり、レプリカ(作り物)が登場し始め、ミリタリーコレクターも出始めるんですが、コンバットはちょうどその狭間に位置したのかもしれません。(第4シーズンからやっと登場します)

シーゲル曹長 | NoCut第1シーズン | 17:51 | - | - | - | - |

第1シーズンをふりかえる−2  

ノー・カット(NC)輸入版DVDで見る 第1シーズン〜その他の出演者について  

 <準レギュラー>

○ケリー:吹替えではケーリーと区別するためペリーと呼ばれたりした。陽気でおしゃべりな典型的アメリカ兵。しかし「あいつは信用できない。特に金のことではずるがしこい」とリトルジョンが語っている(12)。 ビデオ新吹替版では「わが心との戦い」と「生きる」の2話で、どちらも名前が「コリンズ」になっている。 (5、12、21で戦死)

○テンプル:新兵の補充兵員として登場。元バレーダンサー。(8、17で戦死) 演じるジョン・コンシダインは第5シーズン(129)に出演。

○クラウン:テンプルと共に新兵の補充兵員として登場。元DJ。(8、17、25)演じるアーノルド・メリットは(36)(113)などにも出演するが、クラウンとしてではなく別名の端役に…。

○ブロックマイヤー:ドイツ語が話せるという特技を持つ。無線係が多くヘンリーとぴったりくっついて、  分隊員ではなく小隊本部要員のように見えることもある。 (13、19、23、27、29、30) 演じるフレッチャー・フィストは第2シーズン以降もたびたび出演するが、いずれも別名。

○アルバート・ベーカー:補充兵員として登場した時(13)のみBAR担当。特徴はない。
  (12、13、16、19、22、23)

○デイビス:おなじくこれといった特徴なし。(23、24、29)

*ブロックマイヤー、ベーカー、デイビスの3人はセリフが少なく、まったくしゃべらない回もあった。


 <上級本部や将校について>
中隊や大隊本部、および上級将校が多数登場したのも第1シーズンの特徴でした。配役についてはレギュラーメンバーのようにしっかり決めていたとも思えないので、あまりこだわっても仕方ないのですが第2小隊関連のものをまとめてあげてみます。

(4)「ハダシの二等兵」 大隊本部で・大隊長(中佐)と副官(中尉か少尉)、K中隊長。しかし名前はいずれも不明。 
(6)「あるドイツ将校」 ブラックルーク(第2、または第3分隊)、分隊長以下戦死。       
(7)「交戦中行方不明」 中隊本部?・大尉
(9)「戦火のかげに」 別の中隊長・マスターズ少尉(中隊長なので中尉ではないか?)     
(10)「ニセ大佐がんばる」 連隊長・クラウド大佐、副官・ナッシュ中佐、K中隊長・ハーパー大尉
(11)「脱出の道なし」 中隊長戦死!
(13)「勇者の機関銃」 K中隊長(無線で)・パワーズ大尉 
(14)「静かなる闘志」 大隊本部に大隊長・少佐
(22) 「非情の時」 K中隊長・ウィトロー大尉(ウィリアム・フィリップス)
(29)「姿なき狙撃兵」 大隊長ジャンペル少佐?

これよればK中隊長はハーパー大尉が戦死してパワーズ大尉→ウィトロー大尉と引き継がれたあと、第2シーズン以降(不祥事か何かで少佐から降格した)ジャンペル大尉に落ち着くという展開。…ということにしておきましょう、楽しいので。

シーゲル曹長 | NoCut第1シーズン | 22:10 | - | - | - | - |

第1シーズンを振り返る−1 

ノー・カット(NC)輸入版DVDで見る  第1シーズン〜レギュラーメンバーの人物設定を中心に 

 ○ヘンリー少尉  
ギル・ヘンリー 声:納谷悟郎  第1話から最後まで登場

<装備>上陸時のヘルメット→普通の将校ヘルメット。上陸時のみM1ガーラント→M1カービン
(1)のみ階級は曹長で第1小隊本部付将校だった。(2)以後は少尉(第2小隊長)となり装備も固定した。実戦経験はオマハ上陸が最初だったようであり、戦闘経験豊富なサンダースの意見を聞く場面がよく見られた。
はじめは二枚目のプレイボーイタイプだったが、それも次第に薄れ知的な部分が残った。現場と上層部との板ばさみで悩む、という場面が多くなる。ヘンリーが中心と思われるエピソードは6話ほどあり、ヘンリーのみが登場するエピソード(11、14)もあった。吹替えでは「隊長」とか「小隊長」と呼ばれているが、英語ではずっと「Lieutenant(少尉)」である。ヘンリーも将校や士官の例に漏れず裕福な家柄で大学卒。(14)などはヘンリーだけが演じることができるエピソードだ。

なお、オープニングのテーマ曲の途中「スターリン(Starring)〜」で始まるリック・ジェイソンとヴィック・モローの名前の紹介は、どちらが先かエピソードによって…つまりどちらが主役を演じるかによって違うようなのでチェックしつつ見るのも楽しい。疑問なケースもたまにあるが。

 ○サンダース軍曹  
チップ・サンダース  声:田中信夫  第1話から最後まで登場

<装備>上陸時のヘルメット→普通のヘルメット→迷彩柄。M1ガーラント→M1カービン→サブマシンガン。
始めのうちはでかい双眼鏡ケースを律儀にぶら下げていることも多かったし、腰にマシンガンの予備マガジンバッグ(じつはイギリス軍のもの)をつけていたが(27)を最後になくなった。だんだんうっとうしくなってやめたんだろう。その後は双眼鏡も予備マガジンも、とにかく必要な時に懐から出てくるという安易な方法になった。

サンダースが中心となるエピソードは少なくとも10話以上あり、間違いなく彼が主人公であった。またキャラクター設定に最も大きな変化があったのもサンダース。(1)は別としても、ジョークを言って笑ったり、鼻歌歌ったり、(8)あたりでもまだかなりおしゃべり。またブラドックがいる時は、ボケの相手もしなければならない。ルィーズという妹がいて母も健在(3)で、ジョーイという弟もいたが死んだらしい(21)。
トレードマークの迷彩ヘルメット。この迷彩カバーは陸軍には正式に支給されていないが、パラシュートの生地を切り取って使用した例が実際にあったので、それをヒントにしたのだろう。とにかくシリーズの早い段階でサンダースのイメージを際立たせようとした意図が見て取れる。

 ○ケーリー上等兵  
声:山田康雄  第1話から最後まで登場

<装備>M1ガーラントライフルと一般兵士の装備
ニューオリンズ出身のフランス系アメリカ人。性格的にはやさしく、弱さもあわせ持つという設定が始めからしっかりできていた。シリーズを通しても最も変化が少ない役柄だったと思う。ただ名前に変更があり、(1)ではキャディだったがその後はケイジ。これはフランス系アメリカ人をあらわすケイジャンからきた愛称だから、名前とは言えないが。しかし今後のシーズンではまた別の名前が出るようである。そしてケーリーというのは日本独自の名称。小柄で足が速くすばしっこい。左利きだが、遮蔽物との位置関係で右撃ちもできる器用さを持つ。弱さを見せたエピソードは3話ある(1、6、32)。

 ○カービー上等兵  
ウィリアム・G・カービー 声:羽佐間道夫 (6)から登場、全16話に出演。

<装備>M1ガーラントライフルとBARの2パターン
最初はゲストスター扱いだったほどで、俳優として地位をすでに得ていたようだ。22作目からずっと出ている。すぐかっとなる性格、女癖が悪く命令違反もする、サンダースによく怒鳴られる役柄が主
な設定。射撃に関しては優秀で、(22)ではM1ライフルで擲弾筒・煙幕発射を披露した。
カービーといえばBARがトレードマークだが、第1シーズンでは意外なほど使用が少ない。確認できたのは(20、28、30、32)の4話のみ。しかし(32)でははじめはM1ガーラントで、最後の戦闘だけBARだった。アメリカでは製作順と放映順が違うがどちらを見てもいつから使い始めたかはっきり特定できない。またカービーが使用しない時は、ほとんどBARそのものが登場しないのだから何の取り決めもなかったのだろう。であれば何を持って「今日の撮影はBAR使用で」となったのか逆に気になるところだ。

 ○ドク
衛生兵  声:河内 博  第1話から最後まで登場

<装備>医療キットを入れたショルダーバッグと水筒二つが特徴。もちろん武器は携行せず。
気が優しくいつも悲しそうな表情をしている。初めの頃は分隊内でかなり軽んじられていた(6)ようだ。名前で呼ばれることはなく単にドク、吹き替えでは「先生」などと呼ばれていた。コンバットは一個分隊での行動が多いのでドクも分隊員のように見えてしまうが、本来衛生兵は一個分隊に一人がついているわけではない。また兵士と一緒に家の中を捜索したり、捕虜を銃で見張ったりと衛生兵の任務を逸脱してるんじゃないかと疑問なケースが時々あった。プライベートな情報は少なく、(31)で母はすでに他界していることくらい。

 ○リトルジョン上等兵  
声:塩見竜介。ただし(5)や(13)などで相模 武。(2)から登場。

<装備>M1ガーラントライフルと一般兵士の装備
名前についてははっきりしていない。農家出身。牛の乳搾りなどもお手のもの。のっそりしていてよくへまをする…というイメージが子供の頃はあったが、第1シーズンでは以外にもしっかりして洞察力もある設定。(小隊を任されたサンダースに替わって)分隊長代理をした(7)ふしもある。カービーとやり合って勝つこと(13)もあるし、ビリー加入後は彼の兄貴分となった。初登場時(2)の設定では明らかにサンダースの分隊員ではなかった。

 ○ビリー・ネルソン  
声:市川 治、ただし(12)では別の声優。 (12)から登場。全13話に登場。

<装備>M1ガーラントライフルと一般兵士の装備
始めからフルネームが設定されているのが特色。ビリーと呼ばれる時とネルソンの時とがある。最年少で、皆にからかわれながらもかわいがられる役柄。(12)で母と弟の存在が語られ、負傷し死亡したような演出になっているが次の(13)に登場している。

 ○ブラドック二等兵  
声:西 桂太 最初からいたが途中で降板

<装備>M1ガーラントライフルと一般兵士の装備
怠け者のだめ人間を演じ、吹き替えでは大阪弁を話す。タクシーの運転手をしていたという(10)。ブラドックことシェッキー・グリーンは、コンバットがシリアスドラマになるにつれイメージに合わないからクビになったんだとずっと思ってたが、自分からやめたということだ。これは「コンバットクロニクル」に詳細が載っていますが、彼はアメリカではコメディアンとしてすでに名声を得ており、安定した舞台の仕事と、コンバットのきついロケ仕事でかなりハードスケジュールになり、耐えられず前者を選んだということです。結果としてコンバットはシリアス化が加速され、終わってみれば5シーズンに渡る人気ドラマになった。
ということで、S・グリーンはスタート時点で安定した役者だったので、彼中心のエピソード(9、10)もできたのでしょう。また迷彩ズボンをはいているのも他の兵士と違いを出そうという狙いと思われる。(1、2、4、6、7、9、10、13)の8話。 

シーゲル曹長 | NoCut第1シーズン | 15:54 | - | - | - | - |

(32)「残されたもの/No Trumpet,No Drums」(ラッパも太鼓も鳴り響かず)

第1シーズン32話(日本第2シーズン3話)
・お薦め度★★ ・迫力度★★ ・感動度★★

●あらすじ

激しい市街戦の最中ケーリーはフランス人男性を敵と誤って殺してしまう。しかたない事だとサンダースはなだめるが、フランス系のケーリーは茫然。さらに幼い一人娘の存在を知り、完全に自分を見失ってしまう。親代わりのように少女の相手をしながら現実逃避をするケーリー。サンダースも対応に悩むが容赦ない敵の攻撃が再開され、フランスのレジスタンたちにも次々と犠牲者が出る。命令違反も犯しそうなぎりぎりのところで、ケーリーは自分を取り戻す。

●出演レギュラー:サンダース、ヘンリー、カービー、ケーリー、リトルジョン、ビリー、ドク
 その他の出演者:アンドレア・ダルヴィー(ミシェリーヌ)、「非情の時」にも出演。

●感想&コメント

・サンダースはケーリーに頭ごなしにしかるのではなく、あれやこれや手を尽くしたり静かに見守ったり、まさに理想の上司。

・ケーリーがミシェリーヌの住む船を見つけるシーン。あまり見ない場所だが、後ろのしっかりした建物から「あるドイツ将校」で使用した場所とわかる。

・「思いがけない災難にあった時、人間は自分一人がひどい目にあったように思い込んでしまうもの」…サンダースは心理学者でもある。

・カービーはなぜかラストの戦闘でBARを撃っている。唐突に持たされた感は明らかで、いつもの撃ち方ではなく、二脚を広げ正確に射撃している。

・フランス人はアメリカのM1903Aスプリングフィールド銃を使用している。

・ドクは突撃命令で一緒に突撃する!

・時間が押したせいだろうが、まだ銃声が聞こえているのにサンダースとケーリーがミシェリーヌの相手をしてるのはやっぱりおかしい。

・アメリカではシリーズ最終作で放送も最後だが、特にそれらしい内容にはなっていない。ただケーリーがショックで打ちひしがれ最後に立ち直るという流れは、偶然にも第1作「ノルマンディに上陸せよ」と同じ。

●TVあるいはオリジナルDVDのカットシーン

・大八車で墓地に運ばれるフランス人をケーリーが見下ろす場面の後、ケーリーはその場を離れるが、呼びに来たサンダースに事故だったと理解しろと言われ「理解しろですって?」と言い返し墓地の入口へ行く。ヘンリーがやって来てケーリーを見やり心配するが「しばらく放っておけ」とサンダースに言って立ち去る。フランス語ができる兵がサンダースの所へ来て「ケーリーはどうしたんです?」と聞く。「おまえフランス語できるんだったな?」とサンダース。「ええ、高校のとき2年やりました」「よし一緒に来い」と言って二人は墓地の方へ進む。埋葬シーンに続く。

・墓地に花を供えたケーリーとミシェリーヌが教会に入ったあと、ろうそくに火を灯しお祈りするシーン、約1分。

・ケーリーの態度に怒ったヘンリーがサンダースに「今度やったら軍法会議だぞ」と言ったあと、一呼吸置いて「…まぁ、いいだろう。みんなを集め出発の準備をさせろ」と言って立ち去る。悩むサンダースの横顔。木の船で遊ぶケーリーたちのシーンへ続く。

●ドイツ兵戦死者:11名。アメリカ兵戦死者:0名。レジスタンス&フランス人4名。
●出場メカ:M41(冒頭、砲撃シーンで町中に置かれているだけ)。回転銃座付M3ハーフトラック、ドイツ軍で。アメリカ軍ジープ、トラック。
●実写フィルム:米軍砲兵。

シーゲル曹長 | NoCut第1シーズン | 16:48 | - | - | - | - |

(31)「生きて帰れない/High Named Today」(貴重な今日という日)

ノー・カット(NC)輸入版DVDで見る 第1シーズン31話(日本第27話)

・お薦め度★★★ ・迫力度★★★ ・感動度★★

●あらすじ

サンダースの分隊に来た補充兵ロブ・ローソンは、一人で師団並の働きをするという噂の男。無謀な単独行為で任務を片付けてしまうのはいいが、同じ分隊員はたまったものではない。カービーが問い詰めると、彼の父も祖父も戦死しており、今度は自分の番だと信じていると白状する。翌日の任務でローソンは危機に見舞われるが、サンダースは緊迫した状況の中で彼にチームプレイに徹するよう説得し、危機を脱する。

●出演レギュラー:サンダース、ヘンリー、カービー、ケーリー、リトルジョン、ビリー、ドク
      ゲストスター:ディーン・ストックウェル(ロブ・ローソン)

●感想&コメント

・タイトル音楽前の部分はいろんなフィルムの使いまわし。「小さな義勇兵」の丘の砲撃シーン、「撃てない兵士」で丘を上がってくるドイツ兵など。

・カービーはまたもM1ガーラント。

・補充兵ローソンの噂話で「一人で師団なみ」と繰り返されるが、原語ではすべて「Army(軍)」と言っている。なお「第3軍の武勇伝」というのはパットン将軍が指揮した第3軍のことで、コブラ作戦(7/25〜)以降の大突破あたりをさしていると思われる。

・ローソンが第2小隊を探すシーンで第1小隊が登場し、農家の攻略では第3小隊が失敗したので第2小隊に命令が来るという設定はよかったが、ヘンリーの第2小隊は結局一個分隊しかないみたいになちゃってて残念。

・B-17の発進シーンは「戦火のかげに」でも使ったもの。しかし雨降ってるし、やはり砲兵での反撃が妥当。

・地雷原と狙撃兵の場所は「一人だけ帰った」でも地雷原と狙撃兵がいた場所。

・狙撃兵はセミオートのG43を使用しているので、連射はできる。でもあんなに撃ちまくったらすぐに居場所がわかっちゃうね。

・最初の農家をとった後、サンダースはローソンについての苦情をヘンリーに伝えるが、ヘンリーは「本隊からほめられた」と嬉しそう。実に中間管理職的。

・ローソンの父は第1次大戦(1914〜18)で戦死、祖父はスペイン戦争(1898)で戦死。だから次は自分がこの戦争で死ぬと信じていることが判明する。その時からサンダースの感情に変化が生じ、カービーの苦情に「もっとましなことを考えろ」と言いつつ何かを思い込むサンダース。翌日の任務でローソンをあえて選ぶという行動につながる。

・オートバイのはずがハーフトラックの誤報だったとわかっても、任務を遂行しようとするサンダース。子供の時は大興奮だったが今見ると「自分が部下だったらたまらんな…」と思うぞ。

・ハーフトラックとの戦闘で細部が見れる。回転銃座が動く時の音もいかす。「近くから撃てば鉄板をぶち抜かれると…」と言うサンダースのセリフもリアルで緊迫感ある戦闘シーンだ。

●TVあるいはオリジナルDVDのカットシーン

・タイトルの後の雨の夜間シーン。トラックの隊列の映像のあとテントが二つある駐屯地で付近をうろつく兵士たち。カメラが右に移動し暗闇からローソンが出てきて第2小隊を探すシーンに続く。このわずかなシーンのためにテントが二つ張られ、ひとつは負傷兵が横たわるベッドが並んだ大きなもの、もうひとつではテーブルを囲んで指揮官たちが作戦会議をしている様子。もちろん夜間なので多数のランプで灯りをとっている。カットするには惜しい光景。

・ヘンリーに直訴したカービーがあきらめて部屋を出た後、階段を上がりみんなに合流して「だめだった」と告げる。どうしようかと話し合っていると見張りから戻ったローソンが銃を立てかけ、装備をはずして休む。それを見たカービーはみんなを連れてローソンに詰め寄る。

●ドイツ兵戦死者:9名+ハーフトラック2輌の乗員。アメリカ兵戦死者:4名。ただしフィルム再使用シーンと第3小隊の犠牲者。
●出場メカ:回転銃座付M3ハーフトラック、ドイツ軍で、2輌。
●実写フィルム:独軍砲兵。大小様々な砲、2号ヴェスペなど。B-17編隊。

シーゲル曹長 | NoCut第1シーズン | 13:11 | - | - | - | - |

(30)「One More For The Road/赤ん坊と兵隊たち」(もう一仕事)

ノー・カット(NC)輸入版DVDで見る 第1シーズン30話(日本26話)
・お薦め度★★ ・迫力度★★ ・感動度★★★

●あらすじ
ドイツ兵を倒した農家でサンダースたちは赤ん坊を発見する。味方の砲撃がじきに始まるのでその地域を速やかに脱出しなければならない。サンダースは一旦赤ん坊を置いてゆく決心をするが、分隊員たちの態度に負けて近くの修道院まで届けることにする。だがめざす修道院は廃墟と化しており、サンダースは自分の決断の甘さを後悔するが、もはや後戻りもできない…。

●出演レギュラー:サンダース、カービー、ケーリー、リトルジョン、ビリー、ドク
  ・その他の出演者:分隊員にブロックマイヤー、ドイツ兵指揮官にポール・ブッシュ

●感想&コメント

・ドイツ軍はMG42を使用している。

・カービーはBARを使用。

・カービーと納屋を調べるストロバックはよく見る感じだが「戦火のかげに」でジャクソンという役で一度戦死している。残念ながらその他大勢の一人だ。

・サンダースが無線でしゃべっている相手は吹替えではヘンリーだが、原語では何も聞こえない。親切に作戦状況を説明するために日本側で独自につけたものだ。

・またもおなじみの丘。まったく同じルートを使っている。りんご園も「生きる」で出てきた。

・ブロックマイヤー登場。セリフも多く、ドイツ語の特技も二度披露する。私は彼が気に入っているのだが、第1シーズンももうすぐ終わり、残念。

・フランス市民に化けるケーリー。軍服はどうしたのか、ドイツ兵に渡したタバコはアメリカ産じゃないのか、など気になるがここは目をつぶろう。

・最初の修道院の当てが外れ、サンダースが分隊員だけでなく自分に対しても苦言を呈する場面が光る。そしてその後の苦労を経て、最後はサンダースが赤ん坊を抱いて感動のエンディング。実際の戦場でこんなことありえるか?という気もするが、現実には一個分隊がこれほど単独で敵地深く入ることはないだろうから、子供を保護したらすぐに後方に引き渡す、そういうことは多々あったはず。

●TVあるいはオリジナルDVDのカットシーン

・赤ん坊を元のところに戻して出発。納屋を出て歩きながら「こういうの気にいらねぇなあ」などと全員がぶつぶつ言う。サンダースにも聞こえている様子。

・赤ん坊を連れてきて出発する一行。赤ん坊は元気よく声を出し、全員の微笑む顔。下り坂でサンダースがドクに手を貸す場面の前まで。

・背嚢を改造して赤ん坊を入れて歩くシーン。赤ん坊の表情を中心に数秒間。

●ドイツ兵戦死者:3名。アメリカ兵戦死者:1名。
●出場メカ:M3ハーフトラック・ノーマルタイプ2輌、オートバイ、ドイツ軍で。
●実写フィルム:なし

シーゲル曹長 | NoCut第1シーズン | 19:50 | - | - | - | - |

(29)「The Sniper/姿なき狙撃兵」(狙撃兵)

ノー・カット(NC)輸入版DVDで見る 第1シーズン28話(日本第29話)
・お薦め度★★★ ・迫力度★★ ・感動度★★

●出演レギュラー:サンダース、ヘンリー、カービー、ケーリー、リトルジョン、ドク
   ゲストスター:ゲイル・コビー(フランソワーズ)
  ・その他の出演者:ハンク・グガデスト(ドイツ兵)
            分隊員にデイビスとブロックマイヤー。

●あらすじ
ヘンリー小隊は解放した町で久々の休養を取ることになったが、たった一人ドイツ兵が残っていた。一人、また一人と犠牲者が出るがドイツ兵は町外れの工場跡地に潜み、巧妙に行動するのでなかなか見つからない。そんな中、酒場で働くフランソワーズが町人ののけ者になっていることにサンダースは気づき、話をし彼女の心の傷を知る。子供の目撃証言とフランソワーズの言動からサンダースはドイツ兵の居場所を突き止めるが反撃を受け負傷。しかし最後の最後にフランソワーズが犠牲となり、サンダースはドイツ兵を倒す。

●感想&コメント

・リトルジョンが両腕に抱えている女性が二人ともおばさんなので笑える。右手の女性は「ある村−その生と死」にも出ていた。

・カービーはまたM1ガーラントライフル。またも任務に酒場で女性にちょっかいを出し、サンダースに怒られる。ケーリーが頼りになる役。

・サンダースの腰(右後)につけていたマガジンケースがなくなっている。うっとうしいのでやめたか?

・こんな小さな町では、ドイツ兵はいくら私服に着替えてもまず町人から疑われるはずだ。フランス語もだめみたいだし。

・ラストでサンダースに突進するドイツ兵は無謀。1対1ならライフルで遠くから撃ち合う方が有利。

・ドイツ兵は結局フランソワーズを利用していただけで、愛情はなかったのか。孤独な女性が悪い男と知りながら身を持ち崩してゆく…まるで演歌のようなストーリーだがこれは世界共通なのか。あとはこのドイツ兵がなぜ一人残って戦い続けるのか知りたいところだが、明解な答えはない。しかし初めから犯人がわかっている刑事ドラマのような面白さはある。

・最後に大隊が到着するシーンでヘンリーは「ジャンペル少佐に報告を…」と言っている。

●TVあるいはオリジナルDVDのカットシーン

・二人めの犠牲者が出て、二階を捜索したサンダースはヘンリーと合流。するとまたフランス人(一人目の犠牲者の後に注意した男)が歩いてくる。今度こそ怪しいとにらんだサンダースは激しく詰め寄るが、一緒にいるフランス人が強く反発。ケーリーの通訳では「彼は三日前の砲撃で妻と子を亡くしたそうです。だから狙撃兵のはずはないと…」涙を流す男にサンダースは詫びを入れ解放する。それを物陰で見ていたフランソワーズがドイツ兵のもとへ向かう。

・サンダースとケーリーがドイツ兵の隠れ家を見つけ元通りにしておこうと片付けるシーンのあと、町にいるドイツ兵が映る。戻ってきたサンダースとケーリーを見つけ照準を合わせるが、二人は別れサンダースはカフェに入る。その後ヘンリーとのやり取り。

●ドイツ兵戦死者:1名。アメリカ兵戦死者:2名。
●出場メカ:アメリカ軍ジープのみ。
●実写フィルム:なし。

シーゲル曹長 | NoCut第1シーズン | 14:30 | - | - | - | - |

(28)「Hill 256/敵前逃亡罪」(第256高地)

ノー・カット(NC)輸入版DVDで見る 第1シーズン27話(日本第51話=第2シーズン26話)
・お薦め度★★ ・迫力度★ ・感動度★★★

●あらすじ
混乱した戦線で一人はぐれたカービーはF中隊のメドカーフ曹長の指揮下に入る。しかし突撃命令を受けた先の丘には機関銃があったので退却しところ、曹長から逃亡罪として告発される。死刑もありうる重罪だが曹長は丘には機関銃などなかったと言い、そこが争点となる。サンダースとケーリーはカービーを助けるため丘の陣地あとを探し出し、機関銃の薬きょうと装弾ベルトを発見。これが重要証拠となり、告発は取り下げられる。

●出演レギュラー:サンダース、ヘンリー(ただしフィルム再使用場面のみ)、カービー、ケーリー
  ゲストスター:ロバート・カルプ(メドカーフ曹長)
    ・その他の出演者:カート・コンウェイ(弁護役の大尉)、コンラン・カーター(MP)

●感想&コメント
・軍事法廷がメインとなるのは初めてで、いつものメンバーのネクタイ姿も珍しい。

・議長の向かって右にいる将校は前回「バラの勲章」で分隊員テイラーを演じた。また後半で木を切りに来るドイツ軍の一団でも出演。指揮官の後ろから雑誌をのぞきこむお茶目な演技。

・日付(8月7日)がはっきりと示されるが、その前の2話「ある村−その生と死」「バラの勲章」での寒さの演出はなんだったのか。時間軸などどうでもよくなったか。

・カービーはBARを使用!

・気絶しているカービーを見つける場面でF中隊員にアール・パーカー。セリフのないイギリス兵も?

・カーター(本名!)がMP(伍長)役で登場。アメリカでは第1シーズンでの出演はこれのみで、衛生兵としてレギュラーになるのは第2シーズンから。しかし日本では第2シーズンの最後に放送される。

・コンバットでは意外と同じ場所を繰り返し撮影に使っていて、手を加えて模様替えしたりしている。問題の丘も何度も使っているが、後でドイツ兵が切り倒すための木が不自然に増えている。また法廷になった建物の前の並木もいかにも盛り土で立てた感じだ。

・イギリス兵のライフルはリー・エンフィールドではなく、アメリカ軍のスプリング・フィールドに見える。

・銃火器のエキスパートや戦闘を詳細に記録する部署などの存在で、リアル感が増し楽しめる。

・勝敗が決まるまでを見せる単なる法廷劇には終わっていない。メドカーフ曹長はここでは完全に悪役だが、それは重い責任感と過酷な体験に基づくものだとサンダースは理解を示し、見ている私たちも許す気持ちを持つことができる。

●TVあるいはオリジナルDVDのカットシーン
・二度目の牢屋のシーン。サンダースがカービーの肩に手をやり「だいじょうぶだ」と励ました後、カービーは不安な気持ちを吐き出す。サンダースは何かを思う表情になり、メドカーフの食事シーンに続く。

・レストランでサンダースがケーリーに「どうだ、行くか?」と聞いた後、少しケーリーがしゃべってから二人は立ち上がりカーターの前を通って外へ出る。ジープで近くまで行って降ろしてもらうシーン。森へ入って顔を黒く塗り、地図を出し空を見上げる。夜空の月の映像。

・電話線を敷くドイツ兵二人を倒してから地図を見る場所まで、森の中を注意深く進むシーン約30秒。

●ドイツ兵戦死者:3名。アメリカ兵戦死者:4,5名。ただし「小さな義勇兵」のフィルム再使用。
●出場メカ:ドイツ軍トラック。米軍ジープ。●実写フィルム:夜空の月

シーゲル曹長 | NoCut第1シーズン | 10:18 | - | - | - | - |

(27)「The Battle Of The Roses/バラの勲章」(バラの戦い)

ノー・カット(NC)輸入版DVDで見る  第1シーズン26話(日本第30話)
・お薦め度? ・迫力度★★ ・感動度?
●あらすじ
両軍の奪い合いの対象となった小さな町。砲撃と歩兵の占拠が繰り返される中、サンダースたちはバラの庭園に住む少女のような女性と、その世話をする老女を見つける。なぜかそこだけは戦渦に見舞われることなく、別世界のようなたたずまいを残している。危険だからと避難させようとするが、それは無駄なこと…いや必要のないことだった。

●出演レギュラー:サンダース、ヘンリー、カービー、ケーリー、リトルジョン、ビリー、ドク
  ・ゲストスター:アントネット・バウアー(フランス女性ジャニーヌ)
  ・その他の出演者 ジャニーヌの世話をする老女セレスト:ペニー・サントン
  分隊員にブロックマイヤーとデイビス
   *デイビス(ビル・ハーロウ)の役名がエンドクレジットではドーシーになっている。

●感想&コメント

・カービーはM-1ガーラントライフル。引き続きマフラーをしている。

・ブロックマイヤーはまた無線係。

・撃たれて目を開けて倒れるドイツ兵にアール・パーカー。ヘルメットを除けるしぐさは彼の十八番。

・戦車によじ登ろうとして戦死するドイツ兵にウォルト・デイビス。最後の戦闘で機関銃をもって再登場。ここではドイツ軍としては珍しく米軍のM1919A4を使用。

・負傷して包帯を巻いてもらっているテイラーは「ノルマンディーに上陸せよ」からたびたび見る兵だが、残念ながらレギュラーメンバーではない。「洞窟の一人」ではドイツ兵役だった。

・ジャニーヌは英語を解さないのでケーリーを通訳に使わないのは不自然だが、ジャニーヌとサンダースの心の交流がテーマなので。

・敵の反撃情報が入りサンダースが「何でわかったんですか?」と聞くと、ヘンリーは「こっくりさんだ」とジョークをかます。原語では「Which(?)boy」と言うので、やはりなんかの占いの一種なんだろう。懐かしいなぁ、こっくりさん。流行ったのは60年代だったか?

・一旦退却したドイツ軍は斥候により「臼砲をすえつけています」と報告されるが、原語ではMoterと言っているので、迫撃砲のこと。その直後映像も入る。臼砲と言うのは元は14世紀出現の先込め式の短く太い火砲。文字通り臼(うす)の形から命名。

・撮影に数日間かかったせいだろうが、同じシーンで曇ってたりものすごく晴れてたりする。

・別れのシーンでサンダースの顔がアップになって、しかもソフトフォーカスでニヤッと笑ったりする。あまり見たくない映像だが、これはジャニーズの目線ということだろう。

・最後にサンダースは「分隊に送られた功労賞、バラの勲章です」というが、原語ではBattle Of The Roses と言っている。歴史をひもとくとイギリスで15世紀に Wars Of The Roses(日本では「ばら 戦争」と呼ばれる)という戦いが起きている。このタイトルはこれと引っ掛けているのかもしれない。

・結局サンダースはバラの園にヘルメットを忘れたまま。ラストシーンでかぶらずに歩いて行くのはやはり違和感。

●TVあるいはオリジナルDVDのカットシーン

・最初にサンダースが庭に入ったシーン。地下室を調べ老女と少ししゃべった後、ジャニーヌに話しか
けようとして老女に強く制止される。あきらめて門の外へ出るとカービーが入れ替わり入っていこうとするので引き止める。その後ヘンリーの無線のシーン。

●ドイツ兵戦死者:14名。アメリカ兵戦死者:1名。
●出場メカ:擱座したM41、ドイツ軍で。
●実写フィルム:アメリカ軍砲撃シーン。一瞬M-10が映る。
          ドイツ軍迫撃砲チーム。前が50ミリで、後は80ミリで戦闘親衛隊!

シーゲル曹長 | NoCut第1シーズン | 11:58 | - | - | - | - |
1/4PAGES | >> |

10
--
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
--
>>
<<
--
LATEST ENTRY
CATEGORY
ARCHIVE
LINKS
PROFILE
SEARCH